とりぶみ
実験小説の書評&実践
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    大塚晩霜
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【書評】?『?』   (2014/05/23)
 書評第3弾はハリー・マシューズ『シガレット』を取り上げ、第4弾でレーモン・クノーの何かを取り上げようと思ってましたが、「コイツ、ウリポしか読んでないんじゃね?」と思われたら心外なので、ちょっと変化球を投げておきます。
 今回取り上げる本、著者名と書名は伏せておきます。一体誰の本なのか推測してみて下さい。ヒント?ウンベルト・エーコも「変則書評三篇」でこのタイプの本を取り上げていた……と書けば、察しの良い人は「あーあれのことか」とお気づきになるでしょう。
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【書評】『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』   (2014/05/23)
ジャック・ルーボーの極私的東京案内ジャック・ルーボーの極私的東京案内
(2011/07)
ジャック ルーボー

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 書評第2弾を書こうと思います。どの本を取り上げるか色々悩みました。『人生 使用法』は私の好きな小説ベスト3のうちの1つでしたし、言及すべき要素が大量にあったので必然的に長い文章が書けましたが、さて。
 決めました。ウリポつながりで、『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』(田中淳一訳)を俎上に載せます。
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【書評】ジョルジュ・ペレック『人生 使用法』   (2014/05/18)
人生使用法 (フィクションの楽しみ)人生使用法 (フィクションの楽しみ)
(2010/10)
ジョルジュ ペレック

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 久しく文章を書いていないのですが、リハビリとして書評をしてみます。(書き上げてから勘定してみたら原稿用紙45枚に及んでいることが判明。興味のない方は里芋を剥いたりボトルシップを作ったりした方がマシです)
 取り上げますのは、フランスの作家ジョルジュ・ペレックが著した『人生 使用法』。パリの集合住宅を10×10の格子状に分割し、1部屋1章として全100章、室内を徹底描写する大長編小説です。書籍自体も巨大で、日本版では二段組で600ページ弱、加えて索引が100ページ強、辞典並のサイズの本です。
 批評家の中には、『ユリシーズ』『失われた時を求めて』『城』などと並ぶ二十世紀小説の傑作と賞賛する人もいるそうですが、私も同感です。「トマス・ピンチョンは一冊の小説の中に世界の全てを包括しようとしている」と評されますが、『人生 使用法』はまさしくそれで、「直方体の本の中に地球上のあらゆる事象が詰まっている」と言っても過言ではありません。いや、過言でした。しかしこの本を1冊持っていれば万巻に値します。いや、言い過ぎました。
 無人島に持っていく一冊として、井上ひさしは『広辞苑』を挙げていましたが、私は迷わず──いや、『吾輩は猫である』と迷いますが、『人生 使用法』を持っていきます。──すみません、意見がブレブレで。なにせリハビリなんでね、『人生 使用法』に関するまともな解説が読みたければ『人生 使用法』巻末の23ページに及ぶ訳者解説を読んで下さい。「税抜き価格5000円の本なんて高くて買えないよ」って方は、無料読み放題であるところの当解説で我慢しろ。我慢してよ。我慢して下さいお願いします愛してる。(ツンデレです)
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