とりぶみ
実験小説の書評&実践
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    大塚晩霜
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書評一覧   (2037/07/21)
 本来はそんなつもりはなかったのですが、すっかり「奇書・実験小説の書評ブログ」と化してきてしまいました。だって、誰もボクの小説読んでくれないんだもん。そんなにいいか、『君の名は。』が! いいよね、あれ。
 というわけで、今までに書評した作品を一覧にしてみましたよ。検索サイトから訪問してくださった方は、他の書評も読んでみてくださいね。



ジョルジュ・ペレック『人生 使用法』
『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』
ハリー・マシューズ『シガレット』
レーモン・クノー『文体練習』
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』
ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』
夏目漱石『吾輩は猫である』
柳瀬尚紀『猫舌三昧』『言の葉三昧』
筒井康隆『残像に口紅を』
筒井康隆『虚人たち』
筒井康隆『虚航船団』
筒井康隆『朝のガスパール』
南米文学10連発!①~③
南米文学10連発!④~⑦
南米文学10連発!⑧~⑩
ジョナサン・サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
井上夢人『99人の最終電車』


 ──番外編──
?『?』
ルイジ・セラフィーニ『コデックス・セラフィニアヌス』
佐藤雅彦『Fが通過します』
ヒース・リア『砂漠ではキリンが雨を呼ぶ』
小学生のための読書感想文サンプル
ペレキアンの父を持つ中高生のための読書感想文サンプル
木原善彦『実験する小説たち 物語るとは別の仕方で』
ジョルジュ・ペレック全作品



ジョルジュ・ペレック『人生 使用法』 (2014/05/18)
 書評第1弾がコレ!?
 世界そのものを1冊の本に凝縮。数学的アルゴリズムによって構築された堅牢な百物語。
 背帯のキャッチコピー「マニエリスム的言語遊戯の偉大な到達点。驚異の超小説」



『ジャック・ルーボーの極私的東京案内』 (2014/05/23)
 ペレックの友だちによる東京見物記。
 注釈の中に注釈が、その注釈の中にさらにまた注釈が……。レベルごとに字の色を変える注釈の層は、時に6重にも及ぶ。
 背帯のキャッチコピー「田中淳一訳」(そりゃキャッチコピーじゃねぇ!)



ハリー・マシューズ『シガレット』 (2014/05/27)
 4週連続! 夏はウリポだ、スタジオ・ウリポまつり!
 背帯のキャッチコピー「超絶技巧を駆使したわかりやすい実験小説」は本当なのか。
 翻訳者本人から絶賛された人物相関図つき!



レーモン・クノー『文体練習』 (2014/06/01)
 1つのできごとを、100以上の文体で繰り返す。それはまるで、「ハッピーバースデー」をロックンロール・ヘビメタ・テクノ・レゲエ・ハワイアン・サンバ・音頭・ホーミー・「4分33秒」で変奏したアルバムのよう。
 背帯のキャッチコピーは、朝日出版社が「フーガの技法、ことばの手法」(うんうん)。水声社が「白いエクリチュール」(はぁ?)。



ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』 (2014/06/08)
 小説は死んだ! ドラマを重視する旧来の小説たちを抹殺し、現代文学の幕開けを告げた実験小説の金字塔。
 ダブリンの平凡な1日が、多彩な文体によって1分1秒もらさず再現される。
 小説界のセザンヌ、もしくはピカソか?



ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』 (2014/08/08)
 生まれたばかりの「小説」というジャンルをいきなり破壊した、キング・オブ・奇書。
 全9巻のうち4巻になるまで主人公が生まれてこないって、『AKIRA』もビックリだ。
 夏目漱石『吾輩は猫である』にも多大な影響を与えました。



夏目漱石『吾輩は猫である』 (2014/09/04)
 猫になっても、いいんじゃないッ? 家内安全は、世界の願い。
 全編旧字旧かなで書かれた、読んでもらう気がまったく感じられない書評!
 小説自体は「吾輩は猫である。名前はまだない」で始まるとか始まらないとか。



柳瀬尚紀『猫舌三昧』『言の葉三昧』 (2014/11/07)
 猫つながりで無理矢理シンクロ。別に奇書でも実験小説でもない、ただのエッセイ集。
 ──ただの? 個人的には日本三大随筆のひとつだ!



筒井康隆『残像に口紅を』 (2014/11/21)
 冬もジブリだ、4週連続・筒井康隆まつり!
 章がひとつ進むと、使える文字がひとつ減る。その文字を含む事物も、世界から消滅する。
 段々と不自由になっていく言い回し、崩壊していく小説世界。最後に残るのは、はたして……?



筒井康隆『虚人たち』 (2014/11/30)
 小説を構成する「時間」「人物」「事件」「風景」「場所」「性格」。それらに関する過激な実験を、ひとつの長編にぶち込んでしまった超問題作。
 異化されすぎたあまりにも異様な小説世界は、読んでいて怖くなるほど。ホラー小説より怖い。
 実験小説の極北であり、世界文学史の末席を汚す唯一無二の畸形。



筒井康隆『虚航船団』 (2015/02/28)
 作者の持てる資質をすべて注ぎ込んだ集大成的作品。全3章(精神異常の列挙、世界史のパロディー、文房具とイタチの戦争)によって構成される。
 初心者向けではないですが、どうやって読破すべきか大塚さんがやさしく解説!



筒井康隆『朝のガスパール』 (2017/01/25)
 新聞連載という媒体を利用し、読者からの意見・批判を作品の展開に反映しようと試みた作品。
 小説世界は「SF」「新聞小説」「現実世界」の3つのレベルから成る。終盤になると、各レベルを隔てる壁はみごとな小説技巧によって崩壊していく。
 個人的に1番好きな筒井作品。



南米文学10連発!①~③ (2017/02/18)
① アレホ・カルペンティエル 『この世の王国』1949
② フアン・ルルフォ 『ペドロ・パラモ』1955
③ フリオ・コルタサル 「誰も悪くはない」1956、「南部高速道路」1966



南米文学10連発!④~⑦ (2017/02/25)
④ ギジェルモ・カブレラ・インファンテ 『TTT』1967
⑤ ガブリエル・ガルシア=マルケス 『族長の秋』1972
⑥ ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『砂の本』1975
⑦ ホセ・ドノソ 『別荘』1978



南米文学10連発!⑧~⑩ (2017/02/27)
⑧ マリオ・バルガス=リョサ 『世界終末戦争』1981
⑨ サルバドール・プラセンシア 『紙の民』2005
⑩ ジュノ・ディアス 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』2007



ジョナサン・サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 (2017/02/28)
 ものすごい。うるさくない。ありえなくない。近い。
 何を言ってんのかわからんと思うが、俺にもわからん。
 ここまでビジュアル・ライティングが効果的だった文学作品はこれ以前には存在しない。具体的にはどう効果的だったのか、普段は画像の使用をめんどくさがる大塚さんが、今回だけは大盤振る舞い! ぜいたくに3枚も使って解説!



井上夢人『99人の最終電車』 (2017/03/06)
 電子書籍時代の大きな収穫。世界に誇れるハイパーテキスト小説と言って過言ではないでしょう。日本人であることに感謝。




 (新しい書評をアップするたび、この一覧は更新していきます)



 ──番外編──

?『?』 (2014/05/23)
 日本でもっとも流通している本だ。苦情はウンベルト・エーコまで。

ルイジ・セラフィーニ『コデックス・セラフィニアヌス』 (2014/05/23)
 誰も読めない、架空の文字で綴られた架空の世界に関する百科事典。衝撃的写真つき。

佐藤雅彦『Fが通過します』 (2014/08/16)
 世界一細長い本か? 衝撃的写真つき。

ヒース・リア『砂漠ではキリンが雨を呼ぶ』 (2014/06/08)
 ぶっちゃけると、自作小説の解説です。書評ではなく創作談話です。

小学生のための読書感想文サンプル (2015/08/12)
 ジョルジュ・ペレック『好き、好きじゃない──連の続きに……』 『初心者用料理カード81枚』 『1974年中にぼくが暴飲・暴食した液状・固形飲食物の目録作成の試み』 『理想的な都市を想像することの困難さ』 『マレ=イザックの思い出』 『それでも死ぬまでになしておくべきであろういくつかのことども』

ペレキアンの父を持つ中高生のための読書感想文サンプル (2015/08/14)
 ジョルジュ・ペレック『冬の旅』 『スティル・ライフ/スタイル・リーフ』 『ヴィラン通り』 『給料をあげてもらうために上司に近づく技術と方法』 『ぼくは思い出す』 『リポグラムの歴史』

木原善彦『実験する小説たち 物語るとは別の仕方で』 (2017/01/19)
 実験小説のガイド本。1960年代以降はほぼ完璧に網羅。マニアにも入門者にもおすすめ。
 この本に載っていない「文字のない小説(サイレント・マンガ)」「アート系前衛文学」「特殊な造本の奇書」などは、ブログ「実験小説あれこれ」さんでチェック!

ジョルジュ・ペレック全作品 (2017/05/11)
 これを書く前日、新刊の『ジョルジュ・ペレック 制約と実存』(塩塚秀一郎)を読んでいた。以下、思わずツイッターにつぶやいた感想。
「ペレック自身が4つの畑と呼んだ領域「日常」「自伝」「遊戯」「物語」からそれぞれ『空間』『W』『煙滅』『人生使用法』を取りあげている。最高のセレクトだが、本自体は思いのほか分厚いし、内容も硬い。これで新規読者が増えるかは疑問。」
 新規読者のためのガイドがあった方が良いんじゃないかと思い、発作的に書き殴った。






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