とりぶみ
実験小説の書評&実践
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    大塚晩霜
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    大塚晩霜
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実験小説・前衛文学の愛好家、必読!『実験する小説たち(仮): 物語るとは別の仕方で』   (2016/10/26)
twitterにて
「あけましておめでとうございます!
今年の抱負は、ブログを更新しないこと!
来年更新します。
良いお年を。」
とつぶやいてしまった手前、更新したくても更新しないで頑張ってきたのですが、その禁をついに破ります。
別に「抱負」は「義務」ではなく、「できればいいなぁ」「目標に向けて、がんばりたいなあ(がんばる、ではない)」「今年は毎日ワンダーコアがんばって10キロダイエットするわよ!」くらいの夢物語なので、笑って許していただければと思います。

急に更新をしたのは他でもない。
当ブログの書評を愛読される方々にとっては必読の書が、今年末に出版される予定だからです。
(ここで事件発生。1年近くアクセスしていなかった間に、FC2ブログはアマゾンへのリンクを気軽に張れなくなっていた。白金、嫉妬(fuxxin' shxx)。ですから人力にてごめんこうむりますゴメン。)

こちらです。

実験する小説たち(仮): 物語るとは別の仕方で

以下、アマゾンから内容紹介を引用。

気鋭のピンチョン研究者にして
現代アメリカ小説の翻訳も
精力的に手がける“目利き”が
いざなう“実験小説”ガイド!

登場人物がいて、順序だったあらすじがあって……
といういわゆる「普通の小説」の枠組みや手法を
あえて壊したり、ずらしたり、逸脱したりしながら、
小説のさらなる表現の可能性を広げるために
「創作上の実験的な試み」がなされた「実験小説」。

実験小説って聞くとワクワクする♪という人だけでなく、
なんかコワい……、何を読んだらいいのかわからない、
食わず嫌い、というあなたにも贈ります。

実験小説のさまざまなタイプを切り口に、主な作品の
読みどころと、一連のおすすめ作品リストを掲載。
実験小説に特化した初のガイド本を手に、
めくるめく実験小説の世界へ!


目次を見るだけで、おら、ワクワクすっぞ!

第1章 実験小説とは
第2章 現代文学の起点
第3章 詩+註釈=小説:ナボコフ『青白い炎』
第4章 どの順番に読むか?:コルタサル『石蹴り遊び』
第5章 文字の迷宮:アビッシュ『アルファベット式のアフリカ』
第6章 ト書きのない戯曲:ギャディス『JR』
第7章 2人称の小説:カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』
第8章 事典からあふれる幻想:パヴィチ『ハザール事典』
第9章 実験小説に見えない実験小説:マシューズ『シガレット』
第10章 脚注の付いた超スローモーション小説:ベイカー『中二階』
第11章 逆語り小説:エイミス『時の矢』
第12章 独り言の群れ:ダーラ『失われたスクラップブック』
第13章 幽霊屋敷の探検記?:ダニエレブスキー『紙葉の家』
第14章 これは小説か?:マークソン『これは小説ではない』
第15章 サンドイッチ構造:ミッチェル『クラウド・アトラス』
第16章 ビジュアル・ライティング:フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
第17章 疑似小説執筆プログラム:円城塔『これはペンです』
第18章 どちらから読むか?:スミス『両方になる』
【各章ごとのタイプ別おすすめ作品リスト付!】


 錚々たるメンツですね。
 3・4・7・16に関しては、このブログでも書評しようかと思っていた候補作です。が、この本の出版により、ありがたや、おかげさまで書評しなくて済みそうです。
(今後の執筆予定としては、筒井康隆『朝のガスパール』→バルガス・リョサ『緑の家』→フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』→ガルシア・マルケス『百年の孤独』→ドノソとかカルペンティエールとかプイグの何か。コルタサル『石蹴り遊び』。あと、チュツオーラ『やし酒飲み』をどっかに挿入→ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』→サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』→ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』→ナボコフ『青白い炎』→レム『完全な真空』『虚数』→カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』→ペレック『眠る男』でした。しかし、近年すっかりしょんげり書く気が失せたので永久に辿り着けなさそうです)
 6・11・12・18に関してはfirst ear初耳であり、実験小説好きを自任している身としてはいささか恥ずかしくもあります。が、否が応でも期待は高まります。羞恥心と興奮……完全にマゾヒズムの世界です。

 閑話休題。著者について。(同じくアマゾンから。若干の改変を加えて引用)

木原 善彦(きはら よしひこ)
大阪大学准教授。

主要著書
『UFOとポストモダン 平凡社新書』(平凡社、2006)
『ピンチョンの『逆光』を読む:空間と時間、光と闇』(世界思想社、2011.6)、
『トマス・ピンチョン 現代作家ガイド7』(麻生享志・木原善彦 編著、彩流社、2014.6)

主要訳書
W・ギャディス『カーペンターズ・ゴシック』(本の友社、2000)
ピンチョン『逆光 上・下』(新潮社、2010)
D・マークソン『これは小説ではない(フィクションの楽しみ)』(水声社、2013.10)
R・パワーズ『幸福の遺伝子』(新潮社、2013)
R・パワーズ 『オルフェオ』(新潮社、2015.7)


 特にピンチョンの『逆光』翻訳によって読書界に衝撃を与えた方です。リチャード・パワーズの訳書もすこぶる評判が良かった。
 そして、当ブログにとっても最大級の衝撃を与えてくださいました。主要訳書からは「なかったことに」されているのが若干サミシイですが、ハリー・マシューズ『シガレット』の訳者であり、当ブログで『シガレット』を書評した際には、もったいなくもかたじけなくも、コメントをしてくださったのです。その衝撃はマグニチュード6.9相当の震度を観測しました。(知り合い全員に自慢して回りたかったのですが、周囲に実験小説を読むような人間は皆無であり、誰にも言えなかったのは悲しい思い出であります)

 そんなわけで取り急ぎ広告させていただいた次第。いかんせん広告効果は著しく低いでしょうが、「知らなかったよ!」「そんなすごい本があること、なんで教えてくれなかったの?」「教えてよ!」「コロス」殺害予告まで発展すると面倒なので、言っておきました。言いましたからね。



この記事に対するコメント

■ 
ナニコレwwwwwwwwwww
【2016/12/08 20:39】 URL | ぴ #-



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