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実験小説の書評&実践
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    大塚晩霜
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    大塚晩霜
    推敲/編集担当。

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    昼寝担当。



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BNSラジオ アウトテイクス   (2015/11/20)
 6年前に書いた大作『BNSラジオ』のボツ文章を発掘してテキトーにつなぎ合わせた。原稿用紙換算80枚。


DJCameLieOn公開放送(alternative ver.)
一人13役忘年会
おのれの源流をさかのぼる(冒頭部分)
Camel&Ieon
ギャンブル場建設に賛成の反対の賛成なのだ
クレッチマー
老け顔に関する雑文の集積
C調言葉に御用心(remix)
DJライオン電波電話部「小山田乱入」
従兄弟の結婚式
日本語講座─バカの巣窟・アセテート
日本語講座─女性的文章
日本語講座─カッコが多い
日本語講座─カタカナ選手権
文色ニスト
ゴキブリに関する雑文の集積
平成世間胸算用
試験電波発信




 おてんば汚点だセプテンバー!
 ラブミーテンダーデンターT!
 ……。
(赤面してうつむくDJ)えー、こんにちは。DJ名無しです。。。 (すべった!)
 だって、ほら、みんなの期待を裏切りたくないジャナイ?つまり、見切り発車でラジオがスタートしたのはみんなのせいなの。みんなからのプレッシャーが襲いかかってきたってワケ。とどのつまり、DJのせいじゃないってワケ。あなたがたリスナーのせいなワケ。あらあら、逆ギレとかおっしゃらないで下さる?謝ってほしいのはこっちの方なんざますから!──みたいな失礼なことを、私の大好きなリスナーに向かって言うヤツは許さない!──名前は決まったけど、いまだにキャラ作りは出来てないんだ。いやっほう。どんな口調でお話をすればいいのかな。どういう性格の人物を演じればよいのかな。みんなに一番よろこばれるスタイルはどんなスタイルなのかな。やっぱり正常位なのかな。人間の皮を脱ぎ捨てて動物になるのかな。あたしはホントにあなたの一番なのかな。あたしがどれほどあなたを愛しているのかわかってくれないのかな。あたしたち、もうお別れなのかな。あなたのケータイにメモリーされてる美恵ってオンナ、誰なのかな。トロロおいしゅうございますかな。ムダ毛処理は二枚刃なのかな。菜の花。いちめんのなのはな。いちめんのなのはな。──お聞きいただいたのは山村暮鳥の新曲「いちめんのなのはな」だったぜ!くっだらねぇ曲だったな!
 なんの話をしてたんですっけ。ああ、放送内容ですか。なんか公開録音っつうことで一般リスナーに参加してもらう予定です。おそらく集合場所には私のファンたちがたんまり大挙してるはず。やつら、一体どんなユニークな登場の仕方をしてくれるのかな?なにせBNSラジオのリスナーですから、一筋縄ではいかないでしょうね。大胆予想、および個人的な希望を並べてみます。題して「待ち合わせに効果てきめん☆相手をアッと驚かせるサプライズ登場の仕方!」いってみよう。
 「バラの花を胸ポケットに差して」ベタもいいとこです。「豚バラを胸ポケットに差して」他人のふりをしたくなること確実。「バラバラ死体を胸ポケットに差して」目をそらしたくなります。「アキバ系ファッションに身を包んで」気分はファッションリーダー。「忍者のかっこうで」大和魂の権化です。「覆面レスラーのかっこうで」百メートル離れた場所から相手に向かってダッシュ→ フライング・ボディ・アタック。「バニーガールのコスプレで」そそります。「全裸」ラヴホに連れ込む気マンマンです。「警察官のコスプレで『おまえを逮捕する!』と絶叫」慌てふためく相手の姿が目に浮かびます。「南極越冬隊の服装で」帰れ。「十メートル手前から物凄い勢いで転がりながら」今後が不安になります。「ヒーローは遅れてやって来る!十時間ほど遅刻して」驚かれるというか、あきれられます。「壊れたテープレコーダーの如く、ごめんー待ったー?ごめんー待ったー?と、相手が来る前から連呼」気持ち悪いです。「大勢の美女をはべらし、ヘラヘラ笑いながら」むかつきます。「山崎店長を同伴して」同伴出勤です。「MCハマーを同伴して」意外な人脈です。「ありえないほど身体中の関節を鳴らしながら」ポキポキ星人です。「ヘリコプターで」とてもゴージャスな演出です。「リムジンで」キップの買い方がわからないよ~、という、世間知らずの御曹司として。「リリーフカーで」ピンチを救う救援投手として。「戦車に乗って」一夜にしてエネミー・オブ・アメリカです。「武田の騎馬隊を率いて」鉄砲部隊で迎撃しましょう。「スーパーマンのように、どこからともなく空から」で、航空法違反で逮捕。「性転換手術で生まれ変わって」デートです。が、人間的にデッドです。「家族総出で」過保護です。「待ち合わせ相手のお母さんと手をつなぎながら」もしかしてお父さん!?お父さんなの!?「相手のお父さんと手をつなぎながら」え、援助交際!?「おたよりからは想像できないほど粗野な口調で」てんめーこのやろー、ナイストゥミーチューだボケッ! 「実は中国人」アイヤー今日はヨロチクお願いするアルヨ。「ラーメンが好きだ」別にどうでもいいです。「と見せかけて、スパゲティーも好きだ」だから別にどうでもいいです。「でもホントはホントはざるそばが一番スキ☆」いいかげんにしねぇとぶっ殺すぞ!
 さて、ファンのみんなは一体どんな風に集合場所に登場するのでしょうか?おそらくリムジンかヘリコプターが大多数だと思います。正解はCMのあと、おのずからあきらかとなる!何人くらい集まってるかな~?

(CM)
 モップ、モップ、素敵なモップ。学校の用務ゥ員さんに色仕掛けをしてもらって下さい。ちゃんと当たれば同級生を一瞬で殺害できます。新聞の一面を独占しましょう。

 結果発表です。せっかく色々と予想してみましたが誰も来てません。当たり前です。時間が時間ですし、それより何より募集告知の仕方が悪い。正確な集合時刻を指定してないし、集合場所は誰もその所在を知らないBNSラジオ社屋に現地集合。来るはずがない。第一、一般リスナーを集めたところでこの狭いスタジオに入り切るわけがない。仮に定員オーバーでスシ詰めにしたとしても、テレビの収録じゃねえんだから、少しでも私語をされるとそのノイズをマイクが拾っちまう。どだい無茶な企画だったんです。
 かと言って今現在の私、スタジオで一人さみしくぽつねんとしてるわけじゃありませんよ。友だちいないみたいな認識やめてください。その同情のこもった哀れっぽい目で私を見ないで下さい。防音ガラス三枚分の向こう側・調整室ではたくさんの仲間たちが私を見守ってます。…おい、その哀れむ目やめろってば!おいっ!殺すぞ。やめろ!


 登場人物紹介

① 目ヤニ(ボク)
このブログの作者。22世紀の大学生。

② 猫(吾輩)
名前はまだない。ビールに酔って転落し、水死した経歴アリ。

③ 教授(わし)
目ヤニの通う大学で講義をしている。

④ のんべー(あっし)
職業はアルコール分解作業員。副業はフォークリフトオペレーター。こども電話相談室に使用

⑤ 公家義春(朕)
公卿言葉を使い、自分の言動に敬語を付ける。ひキこモりィ。

⑥ 晩霜(小生)
売れない小説家。セクシュアルハラスメント係。

⑦ 玉片裕一(おれ)
漫才コンビ・爆小問題のツッコミ担当。

⑧ ポリープ(私)
IT企業の社長。今日の会合に対する意気込みは並大抵ではなく、
ブログ界のタブーに就いて洗いざらいブチマけてくれるらしい。

⑨ PINKY★(あたし)
紅一点。ネットでは「あたし相当カワイイよ?」が口癖。はたして…?

⑩ 殿様(おら)
ピアノ奏者。ラッパ奏者。弦ガッキャー。ドラムマニア。銭湯経営。

⑪ バビエ(バビエ)
おかまバー勤務。生命力99。以下ステータス割愛。

⑫ Headhunter$Ochi¥Musha(拙者)
戦国時代からタイムストリップ。22世紀に蘇る敗残兵伝説。

⑬ 毛唐(ミー)
来日中の変なガイジンのフリをしている日本人(つまり日本人)。


『1人13役忘年会──リストラ編』
目ヤニ: さ、ひとりぼっちの忘年会、始めますか。
PINKY★: 1人13役で~す★
公家義春: 何はともあれ乾杯でおぢゃる!
13人: カンパーイ!
猫: 所で、是れ丈參加者の數が多いと今誰が發言してゐるのか、讀者は混亂して仕舞ふのではあるまいか?
毛唐: 1人1人トーキングスタイルをチェンジすれバEンジャナイデスカー? ノープロブレム・アイアムノヴァだヨ。
晩霜: 七色の文体を操れるからな、俺は。
殿様: 13役まで六色足りね~。
目ヤニ: じゃあ何人かクビにして7人にしましょう。
玉片裕一: クビかよ! 1人13役っていうコンセプトはどこ行っちゃったんだよ!?
教授: 目ヤニくんのブログなんぞ、22世紀から21世紀を研究するという基本方針すら達成出来ておらん。コンセプトは在って無いようなもの。居なくとも影響のない能無しは即時退去処分に賛成じゃ。
目ヤニ: ではまず、教授はサヨウナラ。
教授: えっ、ちょっ、ウソ!?
(村民会議により教授は処刑されました)
目ヤニ: 教授に同席されると楽しいお酒にならないのです。
のんべー: ………。
ポリープ: あ、その、急用を思い出したので落ちます…。
PINKY★: えーっ!? 待って待って、社長さんには色々な事を聴きたいのら★ 聴かせてちょーらいブログ界のアノ裏話~★
ポリープ: すみませんすみませんホントすみまえsn
(ポリープが会話から退席しました)
Headhunter$Ochi¥Musha: 逃げおったか。臆病風を吹かせおって、漢の風上にも置けぬ輩よ。
目ヤニ: あ、Headhunter$Ochi¥Mushaさんもヘキサゴンで。
Headhunter$Ochi¥Musha: なぜ!? むごいっっ(泣)
(Headhunter...のアンインストールが完了しました)
目ヤニ: だって名前が長いんだもん。
玉片裕一: おまえが名付けたんだろ!
目ヤニ: ん? 玉片裕一さんにヘキサ…
玉片裕一: わかったよ! 悪かったよ! もう!
晩霜: おまえは何かと便利なキャラだからな…。簡単に殺しはしねぇ…。
バビエ: こわーい。ちょっとおっかない人ってス・テ・キ♪
公家義春: そちはPINKY★ちゃんとキャラが被っておる。同じようなキャラは二人も必要ないでおぢゃる。
バビエ: え、え、マジ? やめて、バビエの方がゼッタイかわいいってば! イヤアァ…
(バビエを追放しました)
のんべー: ちょっとかわいそうだと思うでやんす…。
猫: 黙れ小僧! おまえにバビエの何がわかる!
目ヤニ: あの子を解き放て! あの子はオカマだぞ!
晩霜: おまえは ひたすらアルコールを摂取してりゃあいンだよ! 口を聞くな!
のんべー: (((;゜Д゜)))
毛唐: この忘年会が始まる前からユーはそういう役柄に内定シテイタの。7人のうちに含まれてナッシングだヨー?
玉片裕一: バカかおまえは! バラすんじゃないよ!
公家義春: さて、これで何人くらいリストラ成功したでおぢゃろうか。もしかしてとっくに7人以下でおぢゃったりして?
猫: 聊か判然とせぬ。點呼を取るに若くは無い。點呼、壹(いち)!
目ヤニ: 2!
玉片裕一: 3。
晩霜: 死。
公家義春: 伍。
PINKY★: ロク~★
毛唐: Ⅶ。Oh、ジャストセヴンピーポー? ジャーァ本格的に忘年会ビギニングネ!
殿様: あっ! は、八! はちぃ!
玉片裕一: 遅いよ! いたのかよ!
猫: 餘りにも地味ゆゑ、存在自体を忘却してゐた。どうやら最後の村八分は彼に決まりのやうである。
殿様: ちょっとウッカリしただけズラ。許しておくんなまし! おら、無口なだけで…おら、おら…
毛唐: オ! もしかして、オラオラですカァ!?
公家義春: スケさん拡散、こらしめてあそばせ。
PINKY★: オラオラオラオラオッスオラPINKY★!
殿様: ドギャーンッ!!
(殿様(スタンド名・G線上のアリア)再起不能→ To be continued...)
晩霜: よし、いちおう出そろったな。
猫: 吾輩も含め、微妙な面子が殘つたものである。
目ヤニ: 正直、13人のまま進行しても良かったかも。拙者口調とかカッペ口調とかで もっと話してみたかった。無理にリストラする必要なかったかも知れない。
玉片裕一: いまさら遅いよ!

『1人13役忘年会──反省フェスタ』
(前回のあらすじ)
 1人13役忘年会を催した目ヤニ。彼は七色の文体を操れるのである! しかし! 七色の文体じゃ、13役まで6色足りない!
 自分の実力不足に気が付いた彼は、さっそく13役のうち5名をリストラし、のんべーを沈黙させる事にした。さて、その後、忘年会は どうなった?

 ──初めはスラムダンクの話題などで盛り上がっていたが、次第に場は冷え切り、目ヤニたち(1人8役)はショゲている。

猫: ゴリラ。
毛唐: ラ。ラッパー。パ!
公家義春: パ…。パンツ…
晩霜: パンツは もう言ったぞ。
公家義春: ァードラグーン…。!? あぁっ!
PINKY★: ・・・。
目ヤニ: えー、宴もたけなわとなって参りましたが…
玉片裕一: どこがだよ!
目ヤニ: 本題に移りますか。
毛唐: ルパン賛成ダヨー。新年迎えちゃったからモウ忘年会とは呼べないと思うけどネー。
猫: しかも、忘年會と言はんよりかは反省會である。
公家義春: ズバリ! 目ヤニの不甲斐なさに就きて大いに語り合うでおぢゃる。
PINKY★: 勃たない。
玉片裕一: そっちの不甲斐ないじゃねーだろ! 勃たないのは確かだけど…。
目ヤニ: ちょっと待って下さい、勃ちますよ! しっかりと! あなたこそ片玉じゃないですか!
玉片裕一: うるさいよ! ほっといてくれよ!
毛唐: オーゥ、ライク・ア・人面犬…。
PINKY★: 勃たない。インポッシブル。
公家義春: PINKY★女史も意外としつこいでおぢゃるな。
晩霜: どうせなら「ち○ぽっしゃぶる」とささやいてほしいな。
PINKY★: (無視)
猫: 兎に角、情け無き事に變はりはないのである。
目ヤニ: どこらへんがダメですか。
毛唐: キャラ作りが中途半端ネー。
晩霜: もうちょっとこう、なんていうの、22世紀の大学生らしくさ。今のままじゃ21世紀の山出し感丸出しじゃん。
目ヤニ: やめてくださいよ! 読者の中には「未来から発信されているブログ」と信じている人も居るんですから! 夢を壊さないで下さい。
公家義春: いないとも思われ。
PINKY★: あなたちょっと読者をナメ過ぎだよ★
晩霜: な…、舐めて下さい…!
PINKY★: (無視)
猫: 目ヤニ君の文章は寒いのである。中途半端な莫迦が本物の莫迦の振りをして書いても中途半端な文章になつて餘計寒いのは明々白々の理。文章難度を下げて大衆に迎合しやうとしたのではあるまいか。讀者を侮るのも好い加減にして欲しい物である。讀者の大半は(少なくとも貴樣よりは)知識人ばかりである。
公家義春: 軽き感じの、バカっぽい文章を書いておればオッケーだとうぬぼれておったでおぢゃろう?
毛唐: アンタサイテーダヨ! ヤッテランナイヨ! アンタのようなヤツと一心同体だと思うとヘドが出るヨ! ペッ!
PINKY★: くたばれ目ヤニ。
目ヤニ: 言い過ぎじゃないですか…。ボクとあなたがたは、話し方こそ違うけど、同一人物ですよ…?
晩霜: 一緒にすんなよナ。オメーなんかと同一人物のわけねーだろ!
玉片裕一: いや、同一人物だよ!
毛唐: まとめ。
玉片裕一: 突然だな、オイ!
晩霜: つまりまぁ、初期(11月)のおまえの文章はサムイ事この上ないってこった。
目ヤニ: しょうがないじゃないですか…。始めたばっかでスタイル模索中だったんだし…。
公家義春: そちの元々の作風は、この忘年会のような精神分裂気質にあったはず。無理に22世紀ぶってスベるより、多彩な文体を駆使すれば良いのではおぢゃるまいか?
猫: 吾輩、19世紀日記を書き度く存ず。
PINKY★: みんなで乗っ取っちゃお★
目ヤニ: やめてくださいよ! このブログでは22世紀の大学生キャラで行くってお星様に誓ったんだから!
玉片裕一: ウソをつくな!
猫: 取り敢へず結論としては、以前通り、その日の氣分で書き度い文章を書けば良いのではあるまいか、と。
公家義春: そうでおぢゃるな。決定!
晩霜: 元来飽きっぽい性格だしな。もう22世紀人を演じるのもウンザリして来る頃だろ。
目ヤニ: 勝手に決めつけないで下さいよ…。ボクは22世紀の大学生。100年前を研究中、ですよ!
PINKY★: 最近はあんまり研究してないじゃな~い?
目ヤニ: 読者がコメントくれないから悪いんですよ! 話が膨らまないんですよ!!(プンプン!)
玉片裕一: 読者のせいにすんな!
毛唐: デンジャラス発言シナイデクダサイ…。
PINKY★: 誰かフォローしなさいよ…。
公家義春: コメントしなくても構わぬので、引き続き閲覧だけは、ぜひ、是非!
猫: 吾輩からも厚くお願ひ申し上げる次第。無禮を申したバカは葬つて置くゆゑ。
目ヤニ: えっ、ちょっ、ボクこのブログの正統な作者ですよ!? やめ…!
(激しい銃撃音)
晩霜: (何事もなかったかのように)やぁ、なかなか語ったね。1月も開催したいね。
PINKY★: 新年会~?
晩霜: うんにゃ、年を忘れる会。
玉片裕一: 忘れすぎだよ! 痴呆症か!

 12月21日。男4人で食事をする事になりました。メンバーは、マルチタレントKさん・鬼才Yさん・ギタリストNさん、そして作文好きのボクです。みんなそれぞれ何かしらの創作活動を行なっているので、お互いの手の内を明かしたり芸術について大いに語り合おうじゃあないかーという、青春まっしぐらな企画です。実に青い。
 4人の間柄ですが、KさんとYさんとNさんは同じサークルの出身。この盤石のトライアングルの中に、帰宅部のボクがなぜか加わります。
 Kさんとボクはお互いの家にお泊まりしちゃうくらいの関係です。──これ以上は触れないで下さい。
 Yさんとボクは秋葉原のメイド喫茶に潜入取材を試みた仲です。勇気を振り絞って未知なる領域に踏み込んだのです。どれくらい楽しかったのかは、Yさんとボクはその日以来二度と会っていないという事実からお察し下さい。ふたりとも完全に「なかったことに…」しようとしております。。。
 そして、Nさんとはほとんど面識がありませんでした。今回の食事会で初めてまともに話します。「Kさん・Yさんを介して親睦を深めよう!」そんな感じです。
 当日。
 Kさんからのメール「40度の熱を出しました。3人で楽しんできて下さい」
 Yさんからのメール「忘年会が入った」
 ──こうしてボクは、ほとんど面識のないNさんと二人っきりでお食事をすることになりました。レアなツーショットです。
 待ち合わせは20時池袋。Nさんがなかなか来なかったり、駅の便所でカバンを落としてションベンまみれにしてみたり、帰りたい衝動に何度か駆られましたが無事合流しました。21時に。(shit!)
 店に向かう途中、台湾人らしき若者4人組から「写真を撮ってくれ」と頼まれるNさん。ションベンまみれのカバンをつまんで立ちすくむボク。デジカメのシャッターを切るNさん。カシャッ。「いちおう確認してくれますか?」と、社交辞令を忘れない礼儀正しいNさん。普通ならちょっと確認して「はい、OKです」で終わりのハズですが、なぜかデジカメの液晶を注視する若者A。画像を拡大する若者A。次に彼が口にした言葉、「ありがとうございます」ではなく「もう1回」。まさかのダメ出し。撮り直しの理由は「目をつぶってるから」。うそーん、おまえらの手落ちなのに、撮り直しさせるか普通? 仕方がないので再びカメラを構えるNさん。ションベンまみれのカバンをつまんで立ちすくむボク…。
 そんな紆余曲折はありましたが、ボクらはどうにか居酒屋のテーブル席に落ち着きました。
店員 「おしぼりをどうぞー。ご注文は何になさいますかー?」
ボクら「烏龍茶」「生」
店員 「ありがとうございまーす♪」
ボク 「今の店員、めちゃくちゃかわいいですね」
Nさん「そうですね」
ボク 「むかつきますね」
Nさん「なんでむかつくんですか」
 こうしてボクらの初会合はスタートしました。

名前:Camel
年令:12歳
担当:つっこみ。ギター。炊事
趣味:犬追い物。流鏑馬。
特技:レバニラ炒め。アバラ傷め
性格:残忍・凶暴

名前:Ieon
享年:12歳
担当:ボケ。ピアニカ。風呂掃除
趣味:パッチワーク
特技:山手線の駅6つくらい言える
性格:冷淡・むっつり

 【Camel】 さあ、突発的に始まったぜ、俺ら二人の漫才的会話…。楽しんでいただければ幸いだよコノヤロウ。
 【Ieon】 まずは軽く自己紹介しとこうか。おいらはIeon。ボケ担当。次世代型漫才ユニット「Camelieon」の後半部分だよ。
 【Camel】 なんで後半部分のおまえが先に言っちゃうんだよ? 俺から言うのが普通だろ。
 【Ieon】 彼はCamel。
 【Camel】 俺に言わせろっての! しかも紹介、名前だけかよ!
 【Ieon】 君はさっきから言うんじゃないだの言わせろだのごちゃごちゃうるさいなぁ。言うの言わないのどっちなの。
 【Camel】 言うよ! しゃべらせろよ! …コホン。えー、みなさんはじめまして。ボクは
 【Ieon】 おいらはIeon。ボケ担当。次世代型漫才ユニット「Camelieon」の後半部分だよ。おぎやはぎのやはぎみたいなもんだね。  【Camel】 割り込むなよ! おまえはさっきしたからもういいだろ!
 【Ieon】 あ、やはぎっていうのはメガネの方ね。
 【Camel】 どっちもメガネだよ!
 【Ieon】 なんかしゃべれよ、おぎ。
 【Camel】 おぎじゃねえよ! もう…。あー、俺はCamel。ツッコミ担当。性格は凶暴、むやみに近づくとケガするぜ?
 【Ieon】 ありがとう、おぎ。
 【Camel】 おぎじゃねえっつってんだろ!
 【Ieon】 あのさあ。そろそろ自己紹介やめて漫才始めない?
 【Camel】 おまえが長引かせてるんだよ!
 【Ieon】 最近なんかいいことあった?
 【Camel】 唐突だなオイ。しかもそりゃ俺の台本だよ。返せ!
 【Ieon】 どうぞ。
 【Camel】 ったく…。はい、始めるよ。最近なんかいいことあった?
 【Ieon】 ないよ。
 【Camel】 あれどうなった、デートするとか言ってたろ。
 【Ieon】 おいらの恋人はパソコンだけだ。動画ファイルナビゲーターLOVEだよ。
 【Camel】 アダルトサイトが恋人か。悲しいこと言うな。
 【Ieon】 お嫌いか?
 【Camel】 ま、まあよ、俺もよ、たまあに世話になってるよ…。
 【Ieon】 へぇ。あんたの辞書では「毎日」のことを「たまあに」って言うのかい。
 【Camel】 うるせえよ! おまえ、ひどいヤツだな…。
 【Ieon】 今さら気付いたの? おー、そー、すー、ぎ~ お す ぎー。おすぎです! 観なさい、だまされたと思って観なさいっ!!
 【Camel】 はいはい、「おそすぎ」と「おすぎ」をかけたのね。はいはいおもしろいね。 
 【Ieon】 (真っ赤になって)そんなツッコミってあるかよぅ!
 【Camel】 すまん。なんか急におまえのことがキライになって、つい…。
 【Ieon】 深刻になるんじゃないよ。これ漫才だよ。
 【Camel】 正直、俺たちもっと仲良くしないといけないと思うんだ。
 【Ieon】 そうだね。ビジネスライクにね。
 【Camel】 ヤな言い方だなオイ。友情だろ、友情。漫才コンビとして、これ以上ない信頼関係をだな…
 【Ieon】 そんなもんこれっぽっちもないよ。これっぽっちもね。
 【Camel】 ・・・。
 【Ieon】 あんたとおいらの信頼関係なんて希薄で、プライベートでは一切クチきかないじゃんか。
 【Camel】 ・・・。
 【Ieon】 気まずい雰囲気になっちゃうとこのコーナー終わっちゃうから、しかたなく仲の良いフリをしてるんだ。誤解しないでね。 
 【Camel】 黙って聞いてればIeonくんったら。オイタが過ぎるぞ♪ 死ねぇぇぇぇえ!
 【Ieon】 ぎやああああああ!

Bonus track for Japanese only
(球界が買収劇で大いに揺れていた時期に収録)

 【Camel】 大発見したぜ! 野球の監督って、MよりSの方が向いてるのな!
 【Ieon】 Sってスピードのことかい? Mはマリファナ? 大麻よりも覚醒剤やってた方が向いてるってこと? 
 【Camel】 ちっげーよ。サドだよサド。
 【Ieon】 ああ、曽我さんの。
 【Camel】 それは佐渡島だよ! べたべたなボケすんな!
 【Ieon】 サディズムsadismとは加虐性変態性欲嗜好を指す語で、暴力的作品を書いた作家マルキ・ド・サド侯爵の名に由来する。
 【Camel】 知ってるじゃねーかよ。しかも、なんでそんなに詳しいんだよ!
 【Ieon】 おかーちゃんに習った。手取り足取り。
 【Camel】 ヤな母親だな。
 【Ieon】 いやよいやよも好きのうちだよ。にしても、監督の資質がSにあるってな どーゆー了見だい?
 【Camel】 選手ってよ、びっしばっし鍛えられる方が伸びるのな。俺、バイトでリトルリーグの監督してきたんだけど…。
 【Ieon】 またやっちゃった? カッとなって殺しちゃったんでしょ。 
 【Camel】 人聞きの悪いこと言うなよ。半殺しだよ半殺し。そしたらよく言うこと聞くようになったぜ。つまりまぁ、監督業にはサディストの方が向いてるってこった。
 【Ieon】 Shigeo長嶋、Sadaharu王、Sen-ichi星野。あ、本当だぁ。 
 【Camel】 そりゃ、名前じゃねーかよ! ノムさん(=Katuya野村)とか仰木(Akira)はどうなるんだよ!?
 【Ieon】 楽天…、三木谷。M。資格なし。
 【Camel】 あの人はオーナーだよ、監督じゃねぇ。とにかく、監督には少なからずサディズムが必要ってこった。
 【Ieon】 堀江貴文…。T。タド。
 【Camel】 まだ名前にこだわってんのかよ。しかも、タドってなんだよ?
 【Ieon】 「タド」って、字づら的に「外」にテンテンって感じジャン? だから、「外道」だよ外道。
 【Camel】 失礼なこと言うな!
 【Ieon】 孫正義。S。サド。
 【Camel】 おまえ、「そんまさよし」のことを「まごせいぎ」って読んでるだろ?
 【Ieon】あ…。(赤面)
孫正義。M。マゾ。
 【Camel】 言い直しやがった。ダッセー(笑)
 【Ieon】 (流して)西タマオ。T。タゾ。
 【Camel】 なんで今さらタマちゃんなんだよ。Tは「タド」じゃなかったのかよ。
 【Ieon】 (流して)孫正義は「そんまさよし」でも「まごせいぎ」でもSとM両方だね。どっちでもイケるクチだね。便利。
 【Camel】 俺の話を流すな、漫才が成り立たねぇだろ。もっと構ってくれ!
 【Ieon】 意外とさみしがり屋さんなんだね。

(CM)
「おさむい(※ ぼんちおさむ的な)ラジオ、最高だね、ママ!」
「そうでもないわ。オタンコナス」
BNSラジオ。

 ボクのひぃひぃおじいちゃん(1968~2074)が体験した談話です。
 2005年前後。ひぃひぃおじいちゃん(以下、オーヤン)の住んでいたL市では、市議会が誘致してギャンブル場を建設することになりました。財政赤字を建て直す方便としてすんなり可決されました。建設場所は、オーヤン一家の暮らすF町にほど近い,広大な造成地に決まりました。
「財政赤字が解消されるならいいんじゃないか。建設賛成!」
 オーヤンとその家族は、近所に賭博場が出来ることに何のためらいもありませんでした。しかしF町では反対を唱える住民運動がひそかな盛り上がりを見せていました。「風紀が乱れる」などを理由に建設反対をとなえ、市民の署名をつのって市長・市議たちをリコールしようともくろんだようです。
「正直、どうでもいい…」
 オーヤンたちは黙ってました。F町以外の市民は、オーヤンと同じく「市の財政がうるおうんだから、もちろん賛成」の立場でした。反対してたのは多分、F町民の、しかも一部だけです。5万人の署名を集めるなど、とても不可能な事です。
 しかし反対派は熱心なもので(バカですね)、町内の家々一軒一軒を回って地道な啓蒙活動を行ないました。無関心層を叩き起こし、反対運動に参加させようというのです。
 反対派の頑張りが功を奏したのか、「ギャンブル場、建設反対!」のビラをかかげる家が徐々に、徐々にですが、増えてきました。
 F町の住民は富裕層が多く、かしこい人間が多いので「すでに計画は動き始めてるんだし、今さら反対してもどうしようもならない」という事をわかっているはずなのですが、反対派の熱意に押されたのでしょう、やむなく賛同しているように見えました。
 当然、オーヤンの家にも変なオバさんが布教活動に来ました。(こうなってくるとある意味、宗教の勧誘といっしょですね)
 オーヤンは「保留」と言って、やんわりと断りました。
「そのうち飽きるだろ。」
 オーヤンは軽い気持ちで事態の収拾を待ちました。
 しかしどうでしょう、気が付くとF町内に建っている家のほとんどがビラを貼っています。反対運動に無視を決め込んでずっと関与してなかったおとなりさんまで貼っています。
 オバさんが、また来ました。例の「ギャンブル場、建設反対!」ビラを持参して。
「どうするの。みんな貼ってるのに」
 なかば脅迫的です。
「おたくの家は見栄えがいいから、ビラを貼ると道行く人の目に入りやすい」
 みょうな所でお世辞を言われたものです。しかしたとえ通行人の目に入ろうと、F町の住人以外は何も感じるものはないでしょう。そんな一言だけの意味不明なビラじゃ。
 オーヤンは悩みました。
「ギャンブル場建設に賛成の立場だ。しかしここで強情張って突っぱねれば、町内会から浮いてしまう…」
「それに、たとえ賛成しようと反対しようと、市の連中からはと白い目で見られるだろう…。『F町の人間』としてひとくくりにされて」
「無理に反対する理由がないな…。どうせこいつらのせいで、他の町の住民からバカにされる存在になるのは確実なんだ」
 オーヤンはとうとう、首を縦にふりました。ビラを張ることを承諾したのです。
 オーヤンは、自宅の美観を損ねる・自分の思想とは正反対の、気に食わぬビラを眺めながらあきらめたようにこうつぶやきました。
「はだしのゲンの、お父ちゃんの気持ちがよくわかるなぁ…。戦時中に戦争反対をしたら、非国民とののしられるに決まってる。ひとり懸命に平和をうったえていたところで、結局は日本国民の一員、戦争が終わればアメ公からは殴られるんだ。ゲンのお父ちゃんもガンコに戦争反対をせず、ガマンして周りと同調すれば良かったのに。意地を張ってもどうせどうにもならないんだから」
 オーヤンはボクの先祖です。先祖だからかばうわけではありませんが、彼の判断は仕方がなかったんだと思います。
「自分の信念を簡単に曲げてしまうへなちょこ野郎だ」とか「意見を押し通せず、ひよってしまうダサいやつ」とか「NOと言えない日本人!」とか「パンク精神に欠ける」とか言ってはいけませんよ。
 「たまには教養番組もいいんじゃないかな?」と思って、ガラにもなくためになるお話をさせていただきます。ボクといっしょに心理学を勉強していこう!「ボクといっしょに」というのは、ボクもよくわからないから!
 みなさんは、「クレッチマー」ってご存じですか? おそらく大多数の人が名前すら知らないでしょう。なんだか知らないけど『クレイマークレイマー』チックな名前ですよね。そんな名前、イヌにくれっちまえー!って、別にボクが考えたダジャレじゃないですからね。軽蔑しないで下さいね。まあ、ボクが考えたんですけどね。
 この「クレッチマー」っていうのは人の名前です。別に覚えなくていいです。何をしてた人かもボクにはわかりません。興味もないので調べません。おそらく精神科の医者か何かだったのでしょう。
 今回の特集で重要なのはクレッチマーその人ではなく、クレッチマーが1955年に発表した類型論です。「性格と体型は、なんか関係があるみたいだよ!」というのが彼の論旨です。
 肥満型は躁鬱質。躁状態では社交的でユーモアがありますが、鬱状態では寡黙に沈み込みます。
 闘士型は癲癇質。几帳面で礼儀正しい反面、時々火を噴くように怒り出す爆発性を秘めています。
 細長型は分裂質。普段は物静かで臆病・従順なお人好しですが、神経質なので興奮しやすい性格です。
 それでは、「なんか髪型の似てる有名人三人」を実験材料に取り上げ、クレッチマーの説明が当てはまっているのか検証していきましょう。
 ブライアン・ウィルソン。アメリカのポップバンド、ビーチ・ボーイズの中心的人物。1966年、ユーモアにあふれたアルバム『スマイル』を作り始めます。この時のブライアンのテンションは異常にハイで、「笑っていれば人生サイコー」みたいな感じだったそうです。これは躁状態ですね。しかし、メンバーから「わけわからんアルバム作るな」という批判を受けて『スマイル』は挫折。慢性的な鬱病になりました。こうして心を病んだブライアンは、どんどん太っていきました。
 ブルース・リー。不世出のアクション映画スターにして、すぐれた格闘家。一度聴いたら二度と忘れられない怪鳥音──アチョーとかアチャーとかホアターとかいう声を発する、「このひと頭おかしいんじゃないか」と思えるほどの天才役者です。あれが演技じゃなく「天然」だとしたらこれほど怖いことはないのですが、いちおう「お芝居だった」ということにしておいてあげましょう。この人は怒り心頭の時や気合いをこめたりする時にブルブルと震えます。武者震いだとばかり思っていましたが、クレッチマーの説を踏襲して考えると「癲癇だったのかな?」とも思えてきます。そのほか、列記された性質をおっかないくらいに兼ね備えております。特に「時々爆発的に怒り出す」っていうのはブルース・リーを参考に論文をまとめたんじゃないかって思えるくらいに当てはまっております。
 エスパー伊東。彼が何者なのか、知らない人は多いでしょう。ボクだってよく知らない。まあ、たぶん分裂質なんでしょう。
 だいたい、みごとに当てはまってますね。じゃあ、ボクはどのタイプでしょうか? どんな体型だと思います??
 「文章から察するに、躁状態のデブだ」とも「変わり者だし、もう1コ書いているブログではかなり精神が分裂しているみたいだから細長型だろう」とも「文章の途中で突然キレたりするから、ひょっとして闘士型?」とも言えそうです。
 うふふ。ボクの姿かたち、イメージできますか?(柔和)
 とりあえず、顔は頭と同じくらい悪いよ★ (はにかみ)
 「★」ってなんだ! ★って! そんな悪くねぇぞ!(突然キレる)
 俗に言う「血液型占い」と同じで、この類型は完璧ではありません。簡単に「デブ=テンションの上がり下がりが激しいヤツ」と決めつけられるほど、人間は単純に出来上がっておりません。心理学はまだまだ未開拓の不完全な学問ですからあんまり鵜呑みにしちゃいけません。「あたい、社交的で善良で親切で暖かみがあるけど、おデブちゃんじゃないよ!」って方、ハイハイ、あなたはキレイだし社交的で善良で親切で暖かみがありますよ…(アクビしながら)。各自、都合良く解釈して置いて下さい。
 それからですね、例の血液型占いは未熟な心理学界からもインチキと論難されるくらい怪しい占いなので信じ込まないようにお願い致します。O型はおおらか?じゃあ、人口のほとんどがO型のオーストラリア人は全員おおらか?ちがいますね。血液型占いが盛んな国は色んな血液型がまんべんなく流通している日本くらいなものです。科学的根拠の薄い、単なる統計学です。ボクはよく、A型でしょとか言われますが、ウンザリです。ぜんぜん当たってねぇよハゲ!ですから、ファッキン血液占い!ついでに、ファッキンクレッチマーの性格体型説!ということで、今回の特集は聴かなかった事にしていただければ幸いです。(えぇーっ!?)
 ちなみに、こちらの3枚の画像がボクの(÷E)素顔です。
【画像】【画像】【画像】
 まゆげとまゆげ・もみあげ・アゴヒゲがつながっている人の写真を見たことがあります。顔全体に大きな丸が墨塗りにされているようなジェントルメンでしたよ。
 そういえば、まゆげで思い出すのは黛という名前の女の先輩。みんなは「まゆまゆ」とかわゆく呼んでいたのですが、俺だけは「まゆげ」と呼んでいました。「まーゆまゆ、まゆげ~、まゆゲジゲジ!」の連続技も開発、本気で刺されかけたものです。(つい出来心でやった。今は反省している)
 まゆげ、元気かなぁ。(←反省してない)
 さて、みなさんはどの画像が一番よいと思いましたか? アンケートを採りたいと思います。以下の採点基準を参考にしてご回答ください。
・忍者っぽいか?
・アホっぽいか?
・もしくはバカっぽいか?
・中国人と見間違えないか?
・ただ防寒具をつけてるだけだと誤解されないか?
・すがおが隠匿されているか?
・童貞臭がただよっているか?
・抱かれたくない男ナンバーワンか?
・PTAから苦情は来なさそうか?
・動物愛護団体からクレームが来なさそうか?
・牛乳を飲んでる最中に笑わせられたら鼻からしっかり噴射しそうか?
・給食を食べるのがクラスで3番目くらいに早そうか?
・ヒゲを生やそうか?
 えー、それでは結果発表。(募集の意味ない)
 のべ1万7489通に及ぶアンケートに選ばれたのは、コレ !
【画像】
 スカしました。この写真を見て「抱かれてもいい!」っていう奇特な女性は(女性限定。今回は男性の募集は無しです。ごめん)メールください。ぜひ、会いましょう。(ボクの住んでいるビバリーヒルズまで出張してきて下さい)後楽園遊園地で、ボクとこっくりさん!(語呂わるい)
 みんなが思っていたよりはマシだったのではないでしょうか。目も当てられぬほどヒドイ人相かと思いきや、意外や意外、直視可能。そうでしょう。
 …え、直視できませんか? 冗談でしょう(笑)。
 え、マジですか。…マジっすか! 港のヨーコ横浜横須賀! あんた、あの子のナンナノサー! ショッキン食菌! …パタッ!(3日3晩寝込むDJ)
 えーと、(3泊3日旅行から帰ってきて)他のみなさんも思いのほかブログで素顔を公開していますよね。顔立ちが整ってらっしゃる人たちは素顔をドンと載っけても見栄えがするからうらやましい。
 amyさん、期間限定で顔写真を公開なさっていましたね。それを受けてボクもさっそく猿マネ、そう、Jamyさんから影響されたわけです。師匠!
 しかしまさに期間限定、師匠の画像は即変更されていたのでそこはかとない取り残され感に一抹の寂しさを覚える23の夜です。(※ 23=日付)
 ちなみにボクの年齢は…オイッ! レディーに年齢きくなんて失礼よ! プンプン☆
 以前ボクがデパートに行ったときのこと。宝石店店員のおねーさんから話しかけられました。
「何事ぞ。高級ジュエリーショップがボクなんかを捕まえるなんて」とビビっておりますと、おねーさんはにこやかに言いのけてけつかる。
「今日はお仕事お休みですか?」
 えー、重大発表を致します。その時ボクは中学生でした(泣)。どんだけ老けてんだよ、ボクは!
 ひるんだボクは純情一直線「い、いえ…。学生です」と答えます。その答えに対するおねーさんの言葉。
「あ、大学生ですか?」
 高校は飛び越すのかよ!
 その後ボクは「恋人に結婚指輪をプレゼントするなら、どれ?」というアンケートを採られました。中学生なのに。
 高校の時の卒業アルバムにはヒゲづらで登場。ボクを知らない人はその写真を見ると絶句し、「ねぇ…。この人怖かったでしょ? ぜってー怖かったっしょ!」と恐れおののくそうです。学校一の不良と比べても「いや…。さっきの人の方が!」と軍配を上げてくれるらしいです(ふざけんなてめー)。チンピラみたいな風貌なのになぜか飛びっきりの笑顔。そのブキミさが得も知れぬ威圧感を放っております。どんだけヒゲなんだよ! ボクは!
 その後、忍者のかっこうで街をサッソーと歩いていたところ、ボクは浮浪者のおっさんから話しかけられました。
「おいオマエ。ラジオのDJだろ」
 あまりにも唐突な呼びかけだったので初めはビックリし、黙っていました。
「BNSラジオのDJライオンだろ」
 あらま。このおっさんはボクの番組を聴いているようです。こんな所でリスナーに会うとは思ってもみませんでした。そのうち嬉しくなってきて、ボクはニコニコしながら大きくうなずきました。
「クソ野郎!」
 突然罵倒されました。ひとから恨まれるような覚えはございません。ああ、もしかしてあれかな。「ホームレス」って言わなきゃいけない所を「×××××」って言っちゃったとか。そういう事かな。言った覚えはございませんが、うっかり者のボクなら有りえそうな話です。
 すっかりショゲたボクは不安そうに相手の顔色をうかがいながら、「何かお気に召さない放送でもございましたか」と、ラジオのキャラそのままの気弱さで訊ねました。するとおっさんは、こんな風に語り始めたのです。
「おまえのラジオには別に興味ねぇんだ。以前はマシだったけど最近じゃチッとも面白くないし、ロクに放送もしてねぇからな」
 ボクは少しムッとしましたが、確かにおっさんの指摘する通りだし、先ほどの罵倒ですっかり萎縮していたので黙っていました。
「おれが楽しみにしてるのは、他の番組だよ。その番組をな、おまえは誉めすぎだ。いいや、おだてすぎと言った方がいいか。とにかく、変に手出しをするんじゃない」
 ボクは憮然とした表情でおっさんの顔を見つめた。ボクが誰を誉めたって?
「若い芸術家の才能を殺すのに、拳銃は要らない。彼らの芽を摘み取るには、ただひたすら誉めたてれば良い。若い人って言うのは、おだてられると有頂天になり、努力をしなくなるからな」
 ここでボクは初めて反論した。
「さっきから一体、何の話ですか。他人の才能を素直に認める寛容さが、ボクにはある。功績を讃える事の何が良くないんだ」
 おっさんはニヤリと笑い、シケモクに火を点けながら静かに語りを再開した。
「他人の才能を認める寛容さがある?へっ、大きな口を叩くんじゃない。自らの美徳を吹聴する輩ほど信用できない人種は居ねぇよ。しかも、おまえが口にする賞賛は、そんな殊勝な態度から生まれ出る物ではない。誉め殺しだ。他人の才能に嫉妬し、その才能を潰そうと画策する卑怯な言辞だ」
 やけに難しい言葉づかいをする浮浪者だ。なんだよ、あんた。なんだかよくわからないけど説得力があるよ。
「何度も誉めそやし、常にチヤホヤすれば、どんなに謙虚な人でも次第次第に自分には才能があると信じ込んでしまうものだ。心理学用語で言う所の刷り込みだ。サブリミナル効果、一種の暗示だわな。それが積み重なると、人は自分が天才だと錯覚してしまう。やがて思い上がって努力をしなくなる。自分の才能を磨かなくなる。そうだ、おまえの批評には無味無臭の毒があるのだ。一見ほめているように見せかけて、実はそれは相手の足をひっぱろうとする甘い罠だ。才能ある人の可能性をこれ以上伸ばさないように仕向ける非道行為だ。そんな裏のある激賞よりも、的外れな酷評の方がまだ救いがある。おまえは人を誉めるが、それはまったく無反省の、毒にも薬にもならない歯触りの良い批評だ。おまえ自身は気づいてないかも知れないが、おまえの誉め言葉は相手の才能を闇に封じ込める呪詛なんだよ!」
 たまらなくなり、そんな批評をボクがいつしたのか訊ねた。
「あのアクロスティックだよ。──ま、アクロスティックといっても英語の苦手なおまえには解るまい。俗に言うあいうえお作文だ」
 思い当たる発言があった。しかしあれは相手の才能をうらやんで言ったのではない。まして、相手を天狗にしようなどという目的などでは断じてない。すぐさま自己弁護する。
「いいえ。そんなつもりはありませんでした。ただ純粋に、その方の才能がすばらしいと思ったからこそ、ありのまますばらしいと告げたまでです。頑張ってもらいたいと思って…」
「クソ野郎!」
 またクソ野郎と言われた。げんなりする。
「おまえはそう思っていても、相手にはそう伝わってないかも知れない。もし俺が楽しみにしているあの番組が、あの番組の作者が、これ以上成長しなかったらそれは全ておまえの責任だ」
「そ、そんな!」
「もしそうなったら、文化の大きな喪失だ。芸術の破壊だ。おまえは文明への反逆者だ。国賊だ」
 日本男児たる者、ここまで痛罵されて黙っているわけにはいかない。ガツンと一発言い返してやらねば!
「ごめんなさい。以後、気をつけます」
 ナイス日本男児、ボク。

【DJ】4649ギガヘルツBNSラジオ、DJライオン電波電話部オンエアー。司会のDJライオンだよ、もしもし?
【お客】DJライオンもしもしコラァァァァァアアアアア!!ああああああぁふあああああああああああぁーー!?(電話の向こうから何かを叩き壊す音)
 (数秒後)DJライオンさん。お前に質問があります。お前はいつも何を食い、何を食べ、何を食しているのですか。
【DJ】そうだね。基本的になんでも食うね。好き嫌いが少ないよ、俺は。牛も豚も魚も食うし、女も食べるし、必要とあらば霞を食す事もある。でも、嫌いな物を強いて挙げるとすれば、ロールキャベツ・おでん・プチトマト・サバのみそ煮・サバのカンヅメ・きゅうり・ピータン・北京ダック・トムヤンクン・アサリのカルボナーラスパゲッティ・ホットドッグ・タコス・納豆・ピクルス・ボルシチ…
【お客】全然興味無いです。無理して聞きました。ごめんなさい。
【DJ】ズコーッ!
【お客】それでは次の質問です。童謡で「オバケなんてないさ」と歌われています。オバケなんてないのですか。うそなのですか。ねぼけた人が見間違えたのですか。
【DJ】オバケは居るよ。その童謡を唄っているのはオバケ本人だからね。彼はウソツキなんだ、そしてシャイなんだ。なんとなく、「脱・オバケ宣言」をしてみたくなったんだよ。妖怪人間ベムみたいなもんでね。早く人間になりたい一心から、自分自身の存在を否定してみせたのさ。
【お客】知ってます。わざと聞きました。ごめんなさい。それでは最後の質問です。尾崎さんは「シェリー」という歌の中で、シェリーさんに色々質問しています。「俺は上手く唄えているか」「俺は上手く笑っているか」「俺の笑顔は卑屈じゃないかい」「俺は誤解されてはいないかい」「俺はまだ馬鹿と呼ばれているか」「俺はまだまだ恨まれているか」「俺に愛される資格はあるか」「俺は決して間違っていないか」。で、どうなんすか?シェリーさんは何て答えたんすか?尾崎さんは真実へと歩いていけたんすか~?
【DJ】シェリーっていうのは尾崎さんの一番のおともだち・フランス人形の名前です。つまり、自問自答です。「俺は上手く唄えているか」「(裏声で)ウンウン、歌エテルヨー」一般的には知られてないけど、すごい暗い歌ですからねコレ。「俺は決して間違っていないか」で、突然「いや、間違ってる…。俺は何をしてるんだ!」って正気に戻るんですから。相当絶望的ですよ。わかったかな?
【お客】わかりました。ありがとうございます。僕もシェリーさんのように問いかけに対してシカトするクールな人形を目指します。
【DJ】じゃあとっとと切るよ。

(ジングル)
Mist On A Monday Morning by The Move
Forever Afternoon(Tuesday?) by The Moody Blues
Wednesday Morning, 3 A.M. by Simon & Garfunkel
Thursday Afternoon by Brian Eno
I Wanna Be Around - Friday Night by The Beach Boys
Saturday Night's Alright For Fighting by Elton John
Sunday Morning by Velvet Underground
Wonderful Radio Bansou... Whoopee!

 従兄が結婚する事になった。名古屋での披露宴に出席した。もう、何から何まで面白かった。オヤジ曰く、「結婚式なんてクソつまんねえ」だったけど、もう、面白かった。
 披露宴自体が面白かった。従兄夫妻の晴れ姿も目出度かった。しかし何が面白いって、やっぱり人間観察ですよアータ。ボクの歪んだ心のレンズは、万華鏡のように森羅万象をいびつに変形させる。まぶしいほどきらびやかな人間模様、冷笑せずんば目ヤニの名がすたります。
 ボクが笑った事象、断片的記述でお楽しみ下さい。
 新幹線での移動中、霊峰富士を望む。全体が白く、それほど美しくはない。やはり山頂部に残雪を冠している姿が似合う。富士山よりもボクの目を楽しませたのは、休作地のドまんなかに立っていた巨大な看板である。安っぽい字体で「銀座ステファニー」とある。字、のみ。静岡あたりののどかな風景だった。
 名古屋市内をバスで移動する。立派なビルなどが建ち並び、大都市の風格を漂わせている。が、都心部から外れようものならば昭和時代の東京下町あたりの格。立ち並ぶ店立ち並ぶ店、どれもが貧乏くさい。いかにも不景気である。トタン製の看板は錆び付き汚れた白壁はペンキを剥落させている。「○○卸市場」という看板があるから何かと思ったら、文房具屋相応のビルである。「包装用品のデパート」を自称する建物の二軒隣に、「包装用品○○」という別の店。永遠のライバルか。正式名称を詳しく記憶してないのが大変な憾みなのだが、「全国タオル清潔協会」とかいうビル。おまえらのビルをまず浄化しろと言いたくなる小汚いビルだった。日曜日だったため店のシャッターがほとんど下りていたのは残念だったが、外装だけで笑わせてくれる力技に敬服する。
 肝心の披露宴は名古屋城を真ん前に臨むホテルで執り行なわれた。ホテルのロビーには真珠で象られたシャチホコが飾られていた。おそらく名古屋城天守閣の瓦を護るシャチホコと同サイズなのだろう。これも笑わずには居られぬ対象である。くだらない。無数の真珠を使用して完全なまでの造型を達成しているのだが、さっぱり感心しなかった。そんな物を自慢げに飾って、何が楽しいんだろ。
 小腹が空いたのでレストランへ。クリームソーダの値段が1000円を超過している。牛丼6杯分には相当する額のサンドイッチを注文すると、さんざん待たせた挙げ句、出てきた料理は喫茶店相応の軽食。ここまでボッタクられると逆に笑えた。
 レストランで暇を潰し、親族待合室へ。時を経ずに両家自己紹介が始まる。ボクと従兄とは瓜二つだというもっぱらの評判であったため、それを交えて軽口を叩く。見ず知らずの人々が笑ってくれる。でもまあ、そのくらいして多少の印象を残さなければ自己紹介の意味はないんではないだろうか。ただ立ち上がって「新婦の○○に当たります、○○です。
どうぞよろしくお願いします」などと極めてマニュアル的に述べるオトナ。あんたの名前と続柄なぞ一切覚えちゃいない。あ、わざと印象に残らぬよう努力してるんですかね。オトナの世界って複雑っスね。
 ホテル敷地内に建つ教会へ移動する。待ち構える神父はドッシリと肥っていて、どこまでが髪でどこからがヒゲか判然としない毛を頭部から外部へ向かって発散させている。メガネを外せばハリーポッターにでも出てきそうな人物だ。
 教会内には流麗なBGMが。レコードかと思ったんですが、パイプオルガンっていうんですかね、鍵盤楽器を実際に演奏しているようです。それから、冠婚葬祭会社の司会進行のようなのが4人も佇んでます。4人も? あ、聖歌隊みたいです。見た目で人を判断してはいけませんね。
 儀式が始まる前に聖歌の歌詞カードが配られました。音がわかりません。これを見て歌えと言うのか、ちっと酷だ。「君が代」の節でテキトーに口ずさんでみると、オヤジが「こう歌うんだ」と教えてくれます。ウソくせぇ、ボクは信じない…。
「こう見えてもお父さんは教会に通ってた事があるんだぞ」
 忘れてた。唯物論者を通り越して物理学的人間であるウチのオヤジが神にすがるはずはないのだが、日曜日に教会へ出入りしていた事は事実であるようだ。オヤジとキリスト教…たまらなく不自然な組み合わせである。
 式が始まる。新婦がお父様にエスコートされて入場してくる。そうして指輪の交換や神への誓いを立てたりする。うん。日本人はよく「誕生祝いは神道で、結婚式はキリスト教で、葬式は仏教で」などとその無節操さを指摘されたりするが、全然構わない。だって、キリスト教の結婚式が世界で一番優れてるもん。美しく、感動を誘い、それでいてムダながない。洗練されている。日本の三三九度とかはこれの対極で、なんか堅っ苦しく、興味をそそらず、いらない事だらけ。
 でまあキリスト教の結婚式を全面肯定しつつ、場面は聖歌斉唱へ。聖歌隊がリードし、参列者全員で歌う。みんな、あんまりわかってないのにわかったふりをして歌う。ボクもご多分に漏れず歌ってみる。で、聖歌バッチリのはずのオヤジの方をふと振り向くと、オヤジとても眠そー!
 結局、感動的な誓いのキッスの最中もオヤジは眠そうにコックリコックリしていた。式後、「寝そうになってたでしょ!?」と問い詰めると、「いいや寝てたよ」とケロッと言って退ける。今日のオヤジは本当に面白い。
 その後、新郎新婦に先駆けて教会を出、フラワーシャワーの列を形作る。幸せいっぱいの二人に花をかけてやったあと、その後ろについて歩く。
「お父さん、このあとブーケ投げるんでしょ?」
「ん? そうじゃないかな」
「俺たちで取っちゃおうよ!」
「バカヤロウお父さんが取ってどうするんだよ」
「へへへ」
「お父さんはもう結婚してるもの」
 そういう問題ではない。
 結局ブーケは投げなかった。披露宴でのイヴェントとして、新婦の親友に手渡された。出来レースだった。至極無念。
 披露宴会場に場を移す。祝辞が始まった。「祝辞は特につまらない」とはオヤジの与えてくれた知恵だったが、その言葉通り本当につまらなかった。しかしボク一人、終始ニヤニヤと微笑まずには居られなかった。
「○○クンの仕事ぶりはマジメで…」
 吹き出しそうになった。従兄の名誉のために言って置くが、彼は別に不真面目ではない。ボクが吹き出しそうになったのは、その紋切り言葉! 歯が浮くような美辞麗句! すごいよ、想像を絶するベタベタぶりだよ…。
 ほどなくして、判で押したようにオリジナリティーのない祝辞は結びに入った。(あ。結構あっさり終わるんだ)と好印象だったが、違った。やっぱり長い。終わったと思ったら、忘れてたセリフを思い出したようにまたしゃべり続ける。しかもヘタだ。
(面白すぎる!)
 みんな真面目腐って聞いている中、一人面白がるボク。
(オヤジはどんなツラしてんだろ?)
 寝てる! 「つまらない」の言葉を体現した仏頂面で、いかにもつまらなさそうに居眠りしてるんだから傑作だ。ボクのおじさんもオヤジと同じ風体で寝てる。5人座ってる中で、二人は寝てて、一人は笑ってて、ちゃんと聞いてるのは二人だけ。どんなテーブルだよ!
 ──あとは取り立てて書くような事は無いですね。料理はうまかったし、フィルム上映・お色直し・キャンドルサービス・新郎の妹と新婦の妹合作の手作りケーキ・友人による寸劇…次から次へと繰り出される出し物も面白かったんですが、一般的には面白くない所も面白がれた。それが良かった。

(ジングル)
あがた森魚『あがた森魚のラジオ・ショウ』
新居昭乃『鉱石ラジオ』
一風堂『Radio Fantasy』
大瀧詠一『GO!GO!NIAGARA』
杉真理『Synphony#10』
鈴木慶一『シーシック・セイラーズ登場!~Pirates Radio Seasick~』
外間隆史『Radio St.Bika~ラジオ・サンビカ~』
Basement Jaxx『Crazy Itch Radio』
Beat Crusaders『Musicrusaders Masked Superstar DJ Ver.』
BROWN'NOSE『UNDERGROUND RADIO SHOW』
The Carpenters『Now & Then』
EPO『JOEPO~1981KHz』
JUNKIE XL『RADIO JXL』
Kraftwerk『Radioactivity』
Martin Newell『Radio Autumn Attic』
Roger Waters『Radio K.A.O.S』
ROUND TABLE『RADIO BURNIN'』
Subways 『Subways Radio』
The Who『The Who Sell Out』

「放送中学、日本語講座。今日はラジオ番組の作り方について学習します。BNSラジオの番組はどう着想され、企画され、録音され、放送されるのか。ディレクター立石さとしさんの制作過程を見学してみましょうね。立石さん、よろしくお願いしまーす」
 左遷され、新しく赴任したこの職場。バカなやつらばかりでまいった。しかしそれでも、やつらの責任者として陣頭指揮をしなければならない。やつらの驚くべき愚行に毎日悩ませられ、すっかり弱っちまった。正常な精神がむしばまれ、身体にも変調をきたしてくる。ちかごろ、歯がズキズキと痛み出した。欠かさず食後の歯磨きをしているのだが。おそらく、神経痛か何かから来てるんだろう。
 ほっぺたを押さえてうつむくオレの所に、ホラ来た、バカのうちの一人が不思議そうな顔をぶらさげて近づいてきた。
「歯に虫がつまってんスか」
 歯に虫が、つまってる。虫が歯に、つまってる。つまりオレは、昼飯にゴキブリでも噛みつぶしたとでも?──そんな状態を無意識のうちに妄想させられたオレは、ぞっとしてほっぺたを押さえた。
「ダイジョブすか」
 おまえのせいだよ…。おまえがバカすぎるから、神経に痛みが走るんだ!
「へぇ。あのマジメな伊丹がね。廊下を?」
 イタタ…。こんなバカどもの相手をこれからもずっとしていかなければならないのだと思うと、胃がキリキリと痛む。腹がイテーよ。
「これで足りますかー!!」
 ヤッコさん、どこからかバケツを持ってきて絶叫。その中に、クソ垂れろと…? ありがとさん、言葉がないよ…。君のねぎらい、とてもうれしいよ…。
「ネギ嫌い? たしかに。カゼ引いた時も、首に巻いたりはしません! 頑なに拒否!」
 こうしてオレは今日も、バカたちに頭を悩ませられる。
 ううっ!頭が割れるように痛い!ああ、ああっ!頭が痛い!痛い痛い痛い!!なんだこの頭痛わわはぁ!頭痛ががが痛い!
 どかーん。放送中学担当教員・立石さとし、誕生。
「ディレクター。これでいよいよボクたちの仲間入りですね」
 うん。ボクがんばるー!
「期待してますよ。なんたって立石さん頭いいですから」
 えへへ…。いや、うれしいお言葉ですけど、そんなことないですってば…。
「頭、の形がいいですよね」
 そっちかよ!
「でも髪型は最低ですね」
 そ、そう? そうなの??
「天才ですよね」
 天才ちゃいまんがな。どちらかといえば天カス。カスです。(以下ポエム)
 オレは元気いっぱいバカやってたし/みんなもオレをバカだと思っていた。/なのにベイビー、なぜなんだい?/きみはオレのこと、頭がいい人なんてほめるウヒョー!
 オレが天才だってこと、バレたのか?/オー、ジーザス! 知性は口調から滲み出ちまう!(尿漏れ)/どんなにバカのふりをして取り繕っていても/わかる人にはわかっちまうのさ、SOMEDAY
(コーラス: ララー。ホントのホントはバカのくせにー)
 ベイビー、ホントのオレは賢いのか愚かしいのか/どっちなんだい教えてくれテルミー(柱のかげからミテルー)/ほめなくていい。ほめるくらいなら、なめてくれ(おなかが性感帯)/な…、なめんなよぉ!(突然の逆ギレ)
「言葉の魔ジュチュ…魔術師ですよね。脱帽です」
 脱帽されましたか。気心の知れた仲ならばそれでもよろしいかも知れませんが、行きずりの恋においては帽子はなるべくかぶるようにしたいですね(何の話でしょうか)。そちらが脱帽ならばこちらは脱衣で対抗させていただきます。
 「言葉の魔術師」という勿体ない肩書きを頂戴いたしましたが正直モッタイナイオバケが出るくらいもったいのうございます。言葉の患者inシュジュチュシュチュ…手術室です。──言葉に関しては未熟者ですが、破局に関しては魔術師と言わざるを得ません。すぐフラれます。たいていは顔が決め手のようです。顔のまずさに関しては天災的と言えましょう。
「よ、最後の文豪!イカした大物!BNSラジオの放送台本は芸術品だよっ」
 文豪ではありません。文房愚相応なとこです。大物でもありません。イカのように異常な大きさではございません。イカのように臭くはあるかも知れません。真相は闇の中でチョメチョメです。ただ、台本に罪はありません。これからも私を憎んで企画を憎まずの方向でお願い申し上げます。
「いろんなこと知ってますよね」
「でも勉強は出来ないですよね」
「ていうかホントはバカですよね」
 うるせえ! 少しは遠慮しろ!
「バーカバーカ」
 ああそうだよ。どうせバカだよ!
「立石さんがバカならばボクらの立場はどうなるのですか!『バカ』の席すら追いやられて、『救いようのないバカ』に降格減給処分ですか!? オー人事…。天下りして来ないで下さいプンプン!」
 からみづれえんだよ!
 さてさて。今日は「女性的文章」についてのエッセイ(っぽい~?)を書きます p(^-^)q がんばります
 2週間ほど前のことでした。わたしは何げなく新聞を読んでました。たまたま、声優のTARAKOさんのコラム(最終回です)を見つけました。「ちょっと目を通そうかな」くらいの気持ちで、漫然とそれを読み始めたのです。
 が。
 びっくりしちゃったよ。すごいよ。すごい名文だよTARAKO…。
 一見か~るく書いてあるように思えるけど、すっごく完璧。ムダがなくてキッチリしてるのだ。
 そして、しっかりした文章なのに親しみやすいの。これにゃわたしゃたまげたよって、ちびまる子ちゃん風に驚いてしまいました。いけず~なのです。
 うなっちゃった。かわいんだコレがまた。オーゲサに「わたしかわいいでしょ☆」って書いてあるんじゃなくって、いやみじゃない自然なかわゆさがあるんです。本人は意識してないかもしれないけど、とってもかわゆい人がらが、紙面に虹み出てるのです(←虹はわざとだヨ)。
 もうとにかくビックリしちゃった。声優さんなのに、むちゃくちゃ名文書くなあって。これが女性的文章なんだっ!って思ったよ。
(実はここまで、女性的文章を意識して書きました☆ わざとらしくなくうまく書けてますかね…? 晩霜のヒゲヅラを忘れて、カレンな女性が書いた文章だと思いこんでみてください…。どう? やっぱりヒゲ臭がほんのり香ってる…?)
 ぬあああああああぁぁぁぁぁぁ!
 おのれぇぇぇぇ、ヒゲ臭が漂ってると申すかああああぁぁぁぁあぁあぁあ!
「むう…。あの助静嫡紊薔か…!」
「なにー!? 知っておるのか雷電ーっ!!」
「入塾以前、片腐錬弩から聞いた事がある…」
「ぺ、片腐錬弩だと…!!」
 助静嫡紊薔…
そこはかとない愛嬌を湛えた文字(もんじ)により、漢たちを骨抜きにする殺人奥義。
知らず知らずのうちに見る者を魅了し、これを精神的な陶酔死に至らしめる。
その起源は古代中国に遡り、かの『封神演義』中にも“千年狐妲己が商の紂王をたぶらかした術”として紹介されている。
なお、現在その秘術は禁呪とされ、女性の日記随想或いは艶書に名残を留めるのみである。
──民明書房刊 『今日から始めるユーガットメール』より
 ゴメンゴメンおどろいた? きゅ~に男の子っぽくなっちゃったよ! でもさ、これはこれでボーイッシュな良さがあったでしょ?(ネ。ネッ!)
 取り乱しちゃいました。あらためまして…。
 結局、何が言いたいのかってゆーと。女の子の書く文章には、ぜつ・みょ~の間と、バツ☆グンの言葉えらびセンスがあるってこと。わたしのおともだちの日記も、そう。まねのできない書き味がある。ああいう文章が書きたい。書きたくって、今日のエッセイを書いたんだけど、書けてるかなぁ?(書けてねーよ! このヒゲもっさり野郎が!)
 ボクのエッセイ、やたらとカッコつけてます。「格好良くしている」ではありません。「括弧が多い」のです。()が。ボケに対してセルフツッコミをする時、補足説明を加える時、など。
 ボクの文章はカッコ付きの補足・注釈がやたら多く、「クドいんでないかい? ギャグの手法がマンネリ化して来てるし、これからはもうちょっとスリムな文体スリムビューティーハウスだよ?」と思ったのでした。
 このように、ボクの戯れ言には説明的すぎるキライがあります(キラーイ)。ほら、また使った。深い考え無しに意のままに文章を垂れ流しているからこういう寒いカッコつけがヒョイヒョイ顔を出してしまうのです。過去記事を読み返したり最新記事を書き殴ってる時に気づきました。
 文壇では「説明するな、描写しろ」が小説の定石だと言います。ボクも今後はなるべくカッコつけずに文章を書いていきたいと思ったそんなセンチメンタルな17歳の秋の夜。
 ──今、(どんだけサバ読んでんだよ!? アイドルか!)って書きたくなった衝動を、やっとの想いで我慢した。よくやったボク。進歩ジウム。
 場末のレコード屋におもむいた。店の入り口に高額買取CDの一覧表が掲示してある。
「へぇ、いまだにビートルズは高いんだなぁ」など思いつつ何気なく見ていると、こんな文字が目ン球ン中に飛び込んできた。
──マソソン・マソソソ──
 …?
 …!?
 …。
 …!
 どうやら「マリリン・マンソン(まりりん・まんそん)」と書いてあるようです。
 そんなわけで本日はカタカナ字体考。カタカナは似たカタチの表記が多いですよね。たとえば「フトンにツーシをかけて」と書かれても、一瞬見るだけでは「シーツをかけて」と認識してしまうでしょう。ボクは中学時代、ずっと「テコの原理」を「小手の原理」と間違えていたので物理のテストは散々な結果でした!──しゃべってからでなんですが、あんま関係ないですね。
 ひらがな・カタカナは一見すごい発明のようですが、案外しょーもないですよね。平安時代の女流作家たちが漢字を崩して創り出した文字ですが、似すぎ。雑然としすぎ。もっと明確に分けてほしかったものです。
 ひらがなも似てます。電子文字で入力する分には問題なく見分けられますが、汚い手書きだと結構まちがえます。
「あ」と「お」。「い」と「り」。「う」と「ら」。「え」と「ん」。「か」と「や」。「き」と「さ」と「ち」。「く」と「し」。「こ」と「て」。「な」と「ふ」。「ぬ」と「め」。「ね」と「れ」と「わ」。「み」と「ゐ」(や行のい)。「ゑ」(や行のえ)と「る」と「ろ」。
 ざっと挙げただけでもこれほど似通っています。ダメですね。かな文字ぜんぜんダメですね。平安時代の女性たちは、自分たちが個人的に作った略字がまさかこんなに長く使われるとは夢にも思わなかったのでしょうね。知ってたら、もうちょっと気を使ってくれたと思います。
「ウフフフワフワフクワ術」読みにくいったらありゃしません。「うふふ ふわふわ腹話術」と書いたのです。
 これなんてヒドイですよ、「スマヌスマヌヌスマヌスマヌスマヌ」。これ、「すまぬ」の一点張りかと思いきや、中間に「盗まぬ」という悔恨の念をも含んでるんです。もう、読みにくいったらありゃしない。
 そうそう、「ヌ」と「ス」の弊害と言えば、僕のカワイイ後輩“沼田くん”の悲劇をご紹介せねばなりません。某古本屋に物を売りに行くと、しばらく待たされてから「買い取りでお待ちの○○様…」と呼び出されます。かわいそうな沼田くん、「ヌ」を「ス」と読み間違えられて呼ばれるそうです。馬力が「バカ様」とか呼ばれても何でもねーっスが、彼の場合は致命傷でしょう。
 このような悲しいアクシデント(おいしい)が二度と起こらないよう、何か対策を講じなければいけません。
 たった今ファックスが届きました。読みます。
「馬力さん、コソパンク。お笑い芸人「はなわ」の奥さんは韓国女優ユンソナをずっと「コンソメ」と読んでいたそうです。たしかにそう見えます。ここでもカタカナの不便さが露呈!」
 カタカナの不便さ! すばらしい補足をアリガトウゴザイマス。ギャル文字といい、まぎらわしったらアリャしないですよネ! アンコ・ウコン茶、確かに危険です。危険な香りプンプンです。ポンチも同様に危ない。サセックス州とかナオミーだってデンジャー。
 かな文字の弊害は、かな文字同士の相似だけにとどまりません。漢字ともゴッチャです。ゴッチャマンです。ボクは「江口」という名前を見かけるたびに「ああ、あいつエロいぜ」と思わずにはいられません。「ロマン(浪漫)」を「くちマン」と呼んで独りドキドキしたりします。文部省、カタカナどうにかしてよ! 刀狩りならぬカタカナ狩りが必要なのではないでしょうか。
 似てるからダメなんだ! 似てるやつらは、どれか一つ残して後は抹殺だ!「フクウラワ」「ソリン」「シミツ」「アヌスマ」「ナメ」の5グループ計17字については、後日決行する人気投票により、各グループから1字を代表として選出する。惜しくも落選した字については健闘を称えつつ葬り去り、何か他の記号を繰り上げ当選とする。たとえばソ・リ・ン。一番使用頻度が低いのは“リ”である。だからまず、“リ”を“T”に置き換える。ソTン…。
 次回の「放送中学:日本語」では「ソリン」の選考会を執行します。お楽しみに。

(CM)
 ヒツジが牧羊犬に追い込まれる「ヒツジ大行進」というショーを観る。牧羊犬はとても賢く、人間の指示通りにヒツジを追い込む。ヒツジは群れで逃げまどう。群れから離れると噛み付かれるのだ。
 ヒツジはちゃんと見せ物と認識して逃げているようだった。ショータイム以外の時間は牧羊犬がすぐそばにいてもビクともしない。「犬それ自体」ではなく「仕事中の犬」に恐怖しているらしい。牧羊犬も普段は大人しい。ビジネスライクな関係らしい。

 文章と織物にはいくつもの共通点がある。
 テキスト(text)の語源は「織物」を意味するラテン語textusからである。縦横に糸を張り巡らせて紡ぐ布のように、横糸(事件展開の筋)と縦糸(意識の潮流など)が複雑に絡み合う事に由来する。
 また、含蓄ある言い回しや絶妙のニュアンスを表現する修辞を「言葉の綾」と呼ぶ。綾とは「斜線の交錯による模様」の事で、少し離れて眺めた時に美しさが際立つ。
 つい最近、「文色」という言葉を知った。綾色の変形で、「あいろ」と読む。語義は「模様」で、転じて文章の名手。美しい模様を織り成す紡績工としての、文章家。
 残念ながら私は文色ではない。むしろアイロニスト(皮肉家)である。
 興味深い文章を引用しておこう。
「インターネットのwebは蜘蛛の巣の意からきているが、ウェブはまた織物の意。
 イソップ寓話の一つに「蚕と蜘蛛」というのがある。要約して語り直すと──
 女蚕が獅子の王女から二メートルほどの絹のウェブの注文を受け、熱心に紡ぐ。そこへ来た女蜘蛛が隣の部屋にたちまち精巧なウェブを張り巡らす。「あんたよりはるかに早いでしょ」と自慢する女蜘蛛に、女蚕は言い返す。「あなたのウェブって、性悪な罠じゃない。そしてすぐに埃として払いのけられるだけ。あたしのウェブは大事に運ばれて王家の飾りになるの。楽しんでもらえて長持ちするんだから」
 二千数百年前、蚕と蜘蛛がウェブの核心にふれる会話をしている。」──柳瀬尚紀 『猫舌三昧』 所収「蚕と蜘蛛」より
 雨に濡れて輝く私の織物は、一見すると親しみやすいウェブかも知れないが、実体は「性悪な罠」で、ほこりとして払いのけられる粘着性の糸くず。本心では美しい絹織物を紡ぎたく思っているが、いまだ成せない。
 今はクモの私だが、いつかカイコになりたい。そうして、繭を作り、サナギになり、蝶に変態したい。…って、カイコは蝶の幼虫じゃなくて蛾の幼虫だよ、変態野郎!(真面目な口調に疲れました)
 artyさん、ありがとう。思い違いだったら恥ずかしいけど、あなたの文章、心に染みました。こんな私の糸でよければどんどん絡まって下さい。緊縛SMプレイです。(また過去作を放出していきますよー)
 リスナーのみなさま、いつもおたより本当にありがとうございました。頑張ります。と、こう、特に大した言い訳も出来ないのですがお返事差し上げました。まるで恋人達の電話トーク「バイバイ」「うん。またね」「先に切ってよ」「そっちこそ」「楽駄くんが先に切って…」「おまえが切れよ」「いいえ、あなたから」「しょうがねぇなぁ…じゃあね」「じゃあ」「…」「…」「もぉ~まだ切ってなーい~」みたい。オレは自分から電話を切らない性格なのです。またいらして下さいね。お身体大切に。
 ラジオネーム「ラジオネーム」さん、虫を食べてしまったエピソード、拝読いたしました。災難でしたね。災難は歌丸的ものなりね。そういう時は無視して下さい(うわぁ…)。あのね、今のはね、「虫」と「無視」が掛かってるの(さらに、うわぁ…)。ダジャレじゃないんだよ、オシャレなんだよ(悪寒が走るからもうやみて…)。うまいでしょ?(死ねよ)
 64=8×8ですので、葉っぱでも食ったと思ってさ、イヤな記憶なんて発破して忘却の彼方に葬り去れば良いのではありませんかな。苦虫を噛みつぶしたような味のする、あのステキな何とも言えない感触のする葉っぱだと思ってさ。(思い出させるな!やめれ!)
 綺麗なおうちは性に合わぬ、DJ名無し代理DJゴキブリでげす。ちとひどいんじゃアありやせんか。あんさんたちはゴキブリを憎みますが、あっしらから言わせてもらやあ人間の方が怖いでゲス。あっしはある男に踏まれて殺された経験があるでげす。夏の夜、真っ暗な廊下を這い回っていたら、突然ハダシの男の子に踏まれたでゲス。
(やめろー!思い出させるなー!あん時の何とも言えぬ最悪の感触、未だに身の毛がよだつわ!)
 うるさいでゲスDJ名無し。圧死したあっしの気分にも…かなしーときー。その気はなかったのに偶然ダジャレになってしまった時ー。…ギャッ!
 ──つまらないダジャレを言うヤツはブッ殺す、DJ名無しです。ボク、すあしでゴキブリふんだよ。その日はねったい夜だったから、あせで体がねったりしちゃって、寝ったいのにねむれなくて、むぎちゃをのみにだいどころへ行ったんだ。じぶんのおうちだから、何も見えなくても、れいぞおこまでたどりつけると思って、でん気はつけなかったの。ボク、とってもかんきょうにやさしいよね。でも、それがよくなかった。
 なんかね、あしのうらってビンカンじゃん。(ビン・カンはしっかり分別しましょう。環境省からのお知らせです)せんさいなしんけいがあつまってるじゃん。事けんがおきたしゅんかんは、「あ。やっちゃった…」ゾゾーッとぜんしんにキモチワルイかんしょくがのぼって来るかんじだったね。くらくてわからなかったけど、そのぬめり・何かがつぶれるかんかく、すぐにヤツをふんだんだと気づいたよ。あしのうらをゆかにつけないようにビッコひいてあるきながら、でん気をつけたんだ。(かんきょうにやさしくなくなったね。でもひじょうじたいだもん、二さんかたんそうんぬん言ってる場合じゃなかったんだよごめん)
 そしたら、いたね。マヨネーズのようなモノを体の外にはみださせた、うんこ色の物体が。俺、ゴキ踏んでからグレた14歳くらいのDJ。そういう設定でイッチョ夜露四九三十六。気を付けた方がいいぜ。マジ、マヨネーズだぜ。アレ直視すっとよぉ、全身の神経が寒気に逆立つのを感じるぜ。暗い場所ではケチケチせずちゃんと電気をつけましょう。
 俺のダチ公はよぉ、台所とかでは無しに、自分の部屋にゴキブリが出現した事があってよぉ…。とりあえずきったねぇ部屋だったわけ。で、真っ昼間からゴキが壁を這ってたわけ。で、俺のダチはアホだから、モデルガンで退治しようとしたわけ。BB弾を連射だぜ。ゴキだっておめおめ狙撃されたくねぇわけだから、逃げるわな。飛んだんだ。ゴキブリの飛ぶ姿ってのは、そりゃもう恐ろしいぜ。しかもそれがこっちに向かってくるとあっちゃあ、ビビるの何のって。俺のダチも、パニック状態になった。
「うわぁぁぁぁぁああ!」
 半狂乱になったヤツは、モデルガンの連射をさらに加速させた!と、奇跡的に当たったんだ。そう、飛行中のゴキに!どうなったと、思う…?バネの強力なモデルガンだぜ。ゴキ、飛びながら空中分解だ。バラバラになったんだ。あたり一面、マヨネーズ飛散!悲惨!!
 そいつのヘコミっぷりったら無かったぜ。その話を聞いた時は、最初は笑ってやったけど、しまいには気の毒になったぜ。みんなも気をつけなよ。

(ナレーション)小林おひるの小話タイム。本日は浮世草子『平成世間胸算用』をお送り致します。
(BGM:三味線)
 風が吹けば桶屋が儲かる。風はホコリを吹き上げて、散りぬホコリは人の目潰し、盲人は雁首揃えて琵琶法師に転じ、三味線に貼られるネコ皮需要増し、ネコが減ればネズミ捕られぬは必定、増えたネズミは桶をかぢり、人々は新しき桶買い求めむ。
 一番損するのは桶屋じゃあないかって、そんな批判はゴメンだよ、とにかく、かつらを被っている者にとっても、風ぞヤッカイ極まりなき。
 台風前後はことにテンテコ舞い、脳天を押さえて着用を確認、おちおち傘のオチョコを直すヒマも無し。いずれの御時にか、傘は風と共に去りぬ、されど追う余裕は無し、追う前になでつけよ、多湿の空気に反り返るえり足。雨弱まるも受難続き、暑さ運ぶ温帯低気圧に中身蒸れる。
 製菓会社専務、間崎拓也57歳、手おうぎで髪をあおぎ、汗を拭き拭きラーメン屋。チャーシューメン一丁! 頼む地声の威勢の良さよ、誰にも吐けぬ台風への怒り。
 ラーメン食らえ、喰らいたまえ、クーラーの真下、文字通り頭を冷やしながら、腹に立つ虫をしずめたまえ。と、女子高生3人組、だだ濡れになりつつ来店す。雨が染む猥シャツ、背中のブラひも鮮やかに透ける。
 間崎拓也、かぶり物浮上せんばかりの怒り心頭、以下に記すが彼の言い分。
「学校帰りにのうのうとラーメンを食えるようになったのは、誰のおかげだ。乃公(おれ)の小さい頃、ラーメンはゼイタク品だった。『よーしたまには外にラーメン食べに行くぞ』ってオヤジが奮発、食べに行くと決まると、家族総出で出かけたもんよ、お袋は気合い入った化粧なんてしてな、一大イベントだった。ラーメン屋には、ありがたがりながら手を合わせて入るもんで、ふらりと入るなんて、とんでもなかった。それがどうだ、今じゃおまえら小娘が、ふらりと入られるようになってる。誰のお陰だ」
 先ほどからの不機嫌、興奮する拓也間崎、思った事が口をついて出る。いつの間にか、ブツブツと、「誰のおかげだ」つぶやけり。次第次第、声量は増し、二回目の「誰のお陰だ」ほとんど女子高生の耳に届くほど。
「何あのオヤジ?」
 いぶかしがる女子高生3名、不気味がりつつ、シャクに障りつつ、バカにしつつ、間崎のひとり言に耳傾けり。
「資本主義の発展。すべて、この乃公(おれ)や、先代の、死に物狂いの働きがあったからじゃあないか。あのころ日本は貧しかった。裕福になったのは乃公たち団塊世代の労働のおかげだ。それなのに、努力した乃公たちにはそれほど恩恵がなく、何の苦労もなく育った小娘どもが富貴を謳歌している。べらぼうめ、これが資本主義の成果か。高度経済成長の結果がこのありさま、このていたらくか。頭の悪そうな、身体だけむやみに発育した、女学生どもの天国を作るために働いたってのか。汗水垂らさず働かずとも何でも買える、何でも手に入るそんな世界を作るために…。情けなくって涙が出てくらあ」
 女子校生の一人、この時に至って自席立ち、間崎の席へツカツカと、威風堂々近付けり。
「おじさんの話聞こえてました」
 一言反論呈すかの景色。
「おじさんの言う通りです。経済が発展したから、何でも買える」
 女子校生、中指を立てる。続けて人差し指、薬指も立てる。
「3万円でどう?」
 平然と間崎、女子校生の胸を鑑定しつつ、努力した甲斐はアッタノダいい時代になったナァとニヤつきぬ。
 (ナレーション)小林おひるの小話タイム。明日は戯作『斬ったりハッタリハットリ帽子』です。お楽しみに。

(試験電波発信)ピ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ。



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