とりぶみ
実験小説の書評&実践
【小説】パワーズ・オブ・テン   (2015/10/30)

 ……この光景を1メートルの正方形で囲み、10秒ごとに10倍ずつ離れて見ていくと視界は10倍ずつ広がっていくことになる。
 10メートル四方の広さ。10秒後に正方形はこの10倍になる。(略)
 100メートル四方。人間が10秒で走る距離。ハイウェイの車や停車中のボート、カラフルな競技場が見える。
 1キロメートル四方。レーシングカーが10秒で走る距離。湖畔の大都市が現れる。
 10の4乗、1万メートル四方。超音速ジェット機が10秒で飛べる距離。ミシガン湖の一端、そして湖の全景。
 10の5乗、人工衛星が10秒で横切る距離。長い紐状の雲が見える。
 10の6乗、100万メートル四方。1の後にゼロが6つ。
 ほんの1分ほどで我々は地球全体を見るまでになった。
──チャールズ&レイ・イームズの映像作品『パワーズ・オブ・テン』より。
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【小説】砂漠にも雨は降る   (2015/10/22)
 原稿用紙ジャスト100枚。

 最高傑作と自負する小説であり、俺にはもうこれ以上の作品は書けない。

 ただし、通読にはある程度の読書力が必要であり、特に酒の席が舞台の第2章は南米文学を読みなれていないとキツいかも知れない。飛ばしてください。
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